皆様こんにちは。
共和店情報局のお時間がやってまいりました。
今回の担当は、夏の暑さに気が滅入り、秋の訪れを待ちわびていた大原がお送りします。
すっかり秋が訪れ少しずつ過ごしやすい季節になってきましたがいかがお過ごしですか?
何度も同じ質問をされたと思いますが、皆さん秋といえば何を思い浮かべますか?
食欲の秋、読書の秋、芸術の秋などありますが、今回はスポーツに注目してみたいと思います。
実は昨年の今頃も同じようにスポーツをテーマにワールドカップについて語らせて貰ったのですが、やはりスポーツって感動しますよね?
ここ一年で様々な大会が行われていましたが、どれも興奮するものばかりでした。
ワールドカップに始まり、WBCでの優勝、世界水泳での活躍。
日本で開催されたバスケワールドカップなどもありましたし、現在では、ラグビーのワールドカップも行われているし、気になる競技が目白押しです。
また、来年のオリンピックの選考を兼ねての大会が今後も続くようでそちらも気になって仕方ありません。
今回は、そんな中でも個人的に気になる競技、気になる選手を紹介させてもらいます。
それは、来年のオリンピックから正式種目になった「ブレイキン世界選手権」です。
2023年9月23日~24日にベルギーで開催される2023年WDSF世界選手権で、優勝した男女一名がオリンピックのブレイキンへの出場権を獲得する。
また、合計10名の選手(男女各5名)が、各地域の大陸大会または大陸選手権で出場枠を獲得する。
国内オリンピック委員会ごとの出場枠数を遵守した上で各大陸で首位に立った選手が出場権を得る。
「そもそもブレイキンって何?」と思いの方もいると思いますので説明を。
若者の間で絶大な人気を誇るブレイキン。
音楽に合わせて即興で1対1で交互にアクロバティックなダンスを披露(バトル)し合い、技術や表現力それに完成度などを競います。
これが迫力あるんですよ!
音楽はDJが選曲し、選手は事前に知ることができません。
流れる音楽に合わせて即興で 1人ずつダンスを披露し、リズムや音色に合わせた中で、個性があるかどうかなどがポイントになります。
ブレイキンには様々な動きがありますが大きく分けると「4つの動作」があります。
トップロック
フロアに入る前に踊る動作。
フットワーク
しゃがんだ状態で地面に手をつき、素早く動く足さばきやステップなどを踊る動作。
パワームーブ
背中や肩で回るウィンドミル、頭で回るヘッドスピン、体操の鞍馬の技にもあるトーマスフレアなど、身体の様々な部分で回転する動き。
フリーズ
音に合わせて身体や動きを固めて止める動作。
トップロック、フットワーク、パワームーブなどの一連の流れから音に合わせ、フリーズといった構成になります。
この4つの構成の中にもたくさんの動きがあり、これらを基盤とし、自分独自の良さを生かした動き等を取り入れていきます。
身体能力の高さが主に必要とされるように思われますが、もちろんダンスなので音楽や表情、見せ方など様々な表現力やセンス、キャラクター、そして新しいものを作り出す創造力など様々なことが問われます。
また、ブレイキンが生まれたのは1970年代のアメリカ・ニューヨーク。
ギャングどうしの抗争を暴力ではなく平和的に解決する手段としてダンスで競い合ったのが起源とされています。
このため試合中は対戦相手をあおったり挑発したりするジェスチャーが随所に見られます。
少し理解していただけたでしょうか?
そして日本には世界に通用する選手が何人もいるので紹介します。
まずは絶対に外せないこの選手!
日本ブレイキン界のスター、「SHIGEKIX」こと平井重幸選手。
2018年5月には、世界ユースブレイキン選手権の男子ブレイキンで優勝し、同年に行われるユース五輪の日本代表権を獲得し出場。
ここでは銅メダルを獲得した。
2020年、JDSF第2回全日本ブレイキン選手権で優勝し、ブレイクダンスの日本一に輝いた。
さらに同年にRed Bull BC One world finalに出場し、優勝を果たした。18歳での優勝は同大会の歴代最年少優勝記録となった。
2022年、JDSF第3回全日本ブレイキン選手権を優勝し、同大会の2連覇を果たした。
2023年には、JDSF第4回全日本ブレイキン選手権を優勝し、同大会の連覇記録を3連覇まで伸ばした。
数々の記憶、記録を残しており日本代表、金メダルの期待が持てる最有力だと思います。
得意技は、体の動きを一時静止するフリーズ。
演技中に会場で流れる音楽とダンスとの調和を重要視し、リズミカルなフリーズと、高速かつ高精度なパワームーブは必見です!
女子選手にもメダルの期待がかかる選手がいます。
「RAM」こと河合来夢選手です。
2018年5月に、WDSF世界ユースブレイキン選手権の女子ブレイキンで優勝し、ユースオリンピックのダンススポーツ・ブレイキン競技の日本代表権を獲得した。
そして、ユースオリンピックでは、ダンススポーツ・ブレイキン競技の、女子ブレイキン及び混合団体で金メダルを獲得し、2冠を達成。
若くして日本女子の第一人者ではないでしょうか。
プレースタイルとしては、女子ダンサーとしては珍しく、頭や肩を使って連続回転する「パワームーブ」を得意とし、見応え十分かと。
女子でもう一人あげるとすると、
「AMI」こと湯浅亜美選手です。
簡単に経歴を挙げてみると。
2018年4月、Red Bull BC One、B-girl部門優勝(初代女王)
2019年、第1回WDSF世界ブレイキン選手権優勝(初代女王)
2019年9月、第1回世界アーバン大会優勝(初代女王)
2020年11月、第2回全日本プレイキン選手権オープンBGIRL部門優勝
2021年、第3回WDSF世界ブレイキン選手権準優勝
2022年7月、国際総合大会ワールドゲームズ金メダル
2022年10月、第4回WDSF世界ブレイキン選手権優勝(2019年に続き2度目)
などなど、実績を見ただけでも凄さがわかります。
ビジュアル的にも人気があるようです。
他にも世界で活躍している選手は多数いますが紹介はこの辺りで。
どうでしょうか?少しは興味が湧いてきましたか?
きっと解説も『エアーからなんたら』や、『フリーズで決めました』みたいな解説になるかと思っているのですが、ブレイキンやってない人からするとさっぱりだと思います。
簡単に言えば単純にダンスや音楽を楽しんで、『すげぇ〜』『カッコいい』って感じていただければいいかなと個人的に思っています。
記事を書いている間にもワクワクしていました♪
今回はブレイキンについて書きましたが、まだまだこれから来年のオリンピック代表が決まる大会や選考会があるので本当に楽しみで仕方ありません!
その楽しみを胸に過ごしていきたいと思います。
今回も長々となってしまったのでそろそろ終わらせて頂きます。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
日に日に寒くなってくると思いますが、体調など気を使い、笑顔でご来店を頂けるようお待ちしておりますので今後とも宜しくお願い致します。
それではこの辺で失礼致します。
記事担当:共和店 大原