みなさんこんにちは♪
今回の看板娘おすすめ景品は阿野店の下越が担当させていただきます。
新緑がでてきてキレイだなーと思っていたら・・急激に暑くなってきましたね!早くも夏到来です!
今回はそんな時期に食べたくなる商品をご紹介します。
ズバリ夏の定番「手延べそうめん・ひやむぎ」です!!
暑くなってくると急にそうめんやひやむぎを食べたくなりますよね??いったいどうしてでしょうか??
店頭にそうめんとひやむぎがあるから・・・(*^▽^*) 汗 これも一つの答えですね!そこにあるから食べたくなる!!
でもこれにはキチンと答えがあるんですよ!
科学的には、そうめんやひやむぎを気温が高いときに食べると、脳が感じる不快さを軽減する働きがあるそうです。
それに麺の内部の水分が多いため噛み切りやすく、体力がなくなっても食べやすいのです。
まさしく夏の暑さの救世主ですね!
というわけでさっそく薬味を添えていただきます!!
とその前にみなさん、そうめんとひやむぎの違いは麺の太さなのはご存じかと思います。
そうめんとひやむぎは麺の太さがJAS規定によって定められています。
・ひやむぎ 直径1.3mm以上 1.7mm以下(右)
・そうめん 直径1.3mm以下(左)
ちなみに直径1.7mm以上はうどんに分類されます。
ではなぜそうめんとひやむぎは麺の太さが違うのでしょうか??
それは誕生の経緯が違うからです。
そうめんは奈良時代に中国から伝わった「索餅(さくべい)」が基になったと言われています。
索餅とは小麦粉と込めの粉を練り縄のようにねじったものです。
今のそうめんよりだいぶ太いですね!
その後、鎌倉時代から室町時代にかけて、中国から麺をより細くするための手延べ方法が伝わり、
「索麺(そうめん)」が誕生しました。
一方ひやむぎの歴史は室町時代からになります。
うどんを細かく切って作られていたことから、「切麦」と呼ばれたのがはじまりです。
これを冷やして食べたのが「冷麦(ひやむぎ)」になったとされています。
そうめんとひやむぎはそれぞれにそんな歴史があったとは・・感慨深いですね。
それではいよいよ実食いたします。(今回はそうめんをいただきました。)
口当たりも良く、のどごしがツルツルしていて食べやすいです。そして麺本来の小麦の味も感じられます。
やっぱりそうめんを食べると気持ちから涼しくなってきますね~♪♪
どうしてこんなに口当たりが良く、麺本来の味を堪能できるのか。
その秘密を、手延べそうめん・ひやむぎを製造している「尾張製粉」さんの、
手延麺製造工程にスポットを当ててご紹介します。
「尾張製粉」では小麦と塩水だけで練り上げ、繰り返し熟成させた生地を細く長く延ばす、
奈良時代からの「麺づくり製法」を今に受けづいて製造しています。
【ミキシング】
まず材料である、小麦粉・食塩・水を混ぜ、
通常の手延べ麺づくりに使用する水の量よりも多めの水(食塩水)を小麦粉に含ませ、丹念に練り上げ熟成させます。
【圧延・複合】
混ぜ合わせたものに圧力を加えて帯状に成型し、平らにします。
【巻き取り作業】
帯状にした麺を丸めて引き延ばして棒状にします。
通常の手延麺は麺と麺のくっつきや乾燥防止のため食用油を撒布しますが、
尾張製粉では油の代わりに澱粉(デンプン)を使用します。これにより小麦粉本来の風味が味わえます。
徐々に細くするために、この作業を何度か行います。
細くする工程で自然発生する「ねじれ」によって、麺の強度が増していくのも特徴です。
【掛巻(かけば)作業】
ある程度細くなりましたら、掛巻機とよばれる機械を使い綿棒で8の字に掛け、麺をさらにねじり熟成させます。
この「ねじり」が茹でのびしにくく、口当たりの良い食感を生み出します。
このひと手間がとても大事になってくるんですね!!
【門干し作業(小引き作業・大引き作業)】
麺を写真の機械のように最初は10センチ幅の棒と棒の間隔を、熟成を繰り返しながら徐々に広げ、
時間をかけてゆっくり延ばしていきます。
そして最終的にはこれくらいの長さになります。
すごい長さになっていますw(゜o゜)w 軽く2メートルぐらいありそうです!
【箸分け作業】
くっついた麺を捌きます。
見事な箸さばき、素人には到底できません!まさしく長年の職人技ですね(>_<)
【乾燥】
麺を約1日かけて乾燥させます。
【裁断・梱包】
商品に合わせて麺を裁断し検品後、丁寧に梱包していきます。
このようなたくさんの工程を経て、はれてみなさんの元へ出回ることになります。
古の知恵、企業努力、そして職人さんの長年培った技術によって成り立っていると思うと、
是非みなさんにも味わって食べていただきたい一品です!
実際に調理する際の茹で時間はそうめん2分間、ひやむぎは4分間、茹でるのがおすすめですが、
お好みの硬さまで茹でてもおいしくいただけます。
どうですかみなさん、有楽の店頭に並んでいますので、是非食べてみてくださいね♪
記事担当:青果部 看板娘 下越