皆様こんにちは!
今回の「看板娘おすすめ果物」は、子供も大人もみんな大好き「バナナ」を取り上げていきます。
あ!今「いやいや、バナナをいまさら勧められてもwww」とか思いませんでしたか?!
まぁ、確かに。
なんといっても日本人の好きな果物第1位の果物ですからね!!
(ちなみに、2位はリンゴ3位はみかんだそうな)
人気の理由は、
・手軽に食べられる
・栄養価が高い
・価格が安い
そんなこと知ってるよ!と思われるかもしれませんが
せっかくお勧めするので、人気の理由から紐解いていきましょう♥
まずは、「手軽に食べられる」
紐解くなんて大袈裟なこと言いましたが、皮をむいてそのままパクっと食べれてしまう!
正直バナナ以上に手軽な果物を私は知りません…
ほとんどの果物につきものの「洗う」という工程すらないですからねぇ。
食べ終わったら皮をゴミ箱にポイっと捨てるだけで片付けまで簡単だし。
そんなわけで、一つ目の「手軽に食べられる」はこれにて終了……
しませんから!!!!!!!
(あぶないあぶない、自ら終わらせるところでした。)
手軽に食べることのできるバナナですが、最初からこんなに手軽だったと思いますか?
答えは否!!!
最初は種が多くてとっても食べにくい、手軽とは程遠い果物でした。
バナナが今のバナナになったのは作物にはつきもののアレ。
そう!品種改良がなされているからなのです!!
バナナは大変歴史の古い果物です。
その起源は、なんと紀元前5千年から1万年前!
種が多くて食べにくかった野生種のバナナに偶然できた
種無しバナナの苗を栽培したのが現在のバナナ(栽培種)の始まりなんですよ!
大昔の人が作りだしてくれなかったら、
バナナを食べることができなくなっていたかもしれないと思うと感慨深いです。
その後、いくつもの品種改良が行われて何百もの品種が生み出されたんです。
何百も品種があるなんて驚きですね!
生食用、調理用で用途が分かれていて調理用の品種は生のままでは食べることができません。
私たちが普段目にしているバナナは
「キャベンディッシュ」という品種で、世界で生産されているバナナの半数近くを占めています。
生食用に作られた品種なので、甘くてそのまま食べれるんですね。
人気の理由二つ目は「栄養価が高い」でしたね。
写真のラベルをよ~く見てみると…
「医師100名の98%が、薦めたいと評価」
下の方にそっと書いてあるから、見落とすとこでしたよ。
これはDoleが内科医100人を対象に行った評価調査の結果だそうです。
では、なぜ医師の評価が高いのか…一番の理由が栄養価の高さ!
バナナには多くの栄養素が含まれますが
カリウム・マグネシウムなどのミネラル分、たんぱく質、ビタミン群、食物繊維が豊富で、
中でもカリウム・マグネシウムはミカンと比べると約3倍という多さ!
ミネラルを摂取するのはなかなか大変ですが、バナナを食べると摂取できちゃうんですね。
しかも、人間が活動するうえで必要なエネルギー源である糖質は、
でんぷんや果糖、ブドウ糖、ショ糖などいろいろな種類が含まれていて、
エネルギー補給が長時間持続するんです!
朝ごはんにバナナを食べるといい、というのはこういう理由があったんですね。
他にも、栄養というと少し違う気もしますが、
セロトニンという成分も豊富に含まれているのでリラックス効果もあるそうですよ。
イライラしたらバナナを食べることにします…
人気の理由、最後は「安い」です。
実は、今回の看板娘でバナナを取り上げた最大の理由がこの「安い」なんですよね。
バナナと言えば「たたき売り」というイメージを持つのは私だけではないはず。
確かに、1房当たりの価格を考えると他の果物に比べ圧倒的に安いです。
でも、ちょっと待って!
今のバナナって高くなってると思いませんか?
我が有楽グループでもほんの数年前までは小分けにされていない大きな大きな房で店頭に並んでいたんですよね。
大きな大きな1房が4パチで40玉!とか、まさに「たたき売り」状態。
しかしながら、もう何年もそんな大きな房で店頭に並べることがなくなっています。
それがなぜなのかずっと気になっていたんです。
いい機会なので、そこのところを調べてみました。
バナナ高騰の理由
ご存知の方も多いかと思いますが…実はバナナは絶滅の危機に瀕しています。
その理由が「新パナマ病」
この病気になってしまうとバナナの木が枯れてしまい、しかも一度かかると治らない…
フィリピンではこの数年被害が拡大していて、バナナの生産量がかなり落ち込んでいるそうです。
このまま世界的に感染が拡大した場合、10年ほどでキャベンディッシュ種は全滅するという見解もあるみたい…。
しかも、フィリピン地方では干ばつの影響でさらに生産量が減っていたり
日本以外の国で需要が多くなって、日本が輸入している量にも少しずつ影響が出てきています。
ここまで調べて「え?苗植えて増やせばいいじゃん」って思った私は大バカ者です。
バナナって株分けで木を増やしてるので(ソメイヨシノと同じですね)
一度病気になっちゃうと拡大するスピードがものすごく早くて、成長する前にダメになっちゃうみたいです…。
種がない事によるデメリットなんですね。
しかも「新」ってところがミソ。
元々、キャベンディッシュという品種は
1900年代半ばごろ「パナマ病」によって当時のバナナが絶滅し、
「パナマ病」に強い品種として作られたのですよ!!!
そのキャベンディッシュが病気に侵されてしまうなんて…
なんてこったい…
でも、ということはですよ?
人類はまたやってくれるはず!品種改良という名の「新パナマ病撃退」を!!
キャベンディッシュがこのまま超高級フルーツになっていくのは間違いないと思います。
もはや「たたき売り」なんて夢のまた夢でしょう。
でも、おいしいバナナを食卓に運ぶため
日夜努力をしている人たちがいるのもまた間違いがないことなのです。
すでに、「新パナマ病」に強い品種は作られています。
ただ、味が伴わないため改良している最中だそうです。
その新しい品種が食卓をにぎわすようになることを願うほかありません。
調べてみたらあまりにも深刻だったので少々暗い文章になってしまいましたが、ようはあれですよ。
庶民の手が届くうちは美味しくいただきましょうってことですよ。
近頃はダイエットにも効果があるとかで、もてはやされているみたいですし。
そんなダイエットメニューの「焼きバナナ」作ってみたんで、
それ食べて感想書いて締めたいと思いま~す。
焼くことで、とろけた実がやわらかくて意外とおいしいです!
でも、ちょっと酸味が強くなった気がします…
(よくよくレシピ見てみたら、より熟しているもののほうが向いているみたいです。)
温かいものが食べたいときには良さそうですね。
でも!
ごめんなさい!
そのまま食べるほうがおいしいや。(;^ω^)
皆さんも、おいしいキャベンディッシュを今のうちにたくさん食べてくださいね~!!!
記事担当:青果部看板娘 土井