『有楽青果部看板娘』今月は駅前研究所の研究員、星野がお届け致します♪
今回は夏の風物詩でもあります「スイカ」について研究員らしく色々と調べてみました。
まずは・・・、
『スイカ』はなぜ『西瓜』と書くの?
スイカは、中国にスイカが伝わったとき、
インドやヨーロッパ方面から伝わったことで西から来た瓜として『西瓜』と呼ぶようになりました。
西からの瓜でスイカですが・・・では、他に【瓜】がつく食べ物は有るのでしょうか?
・南+瓜『カボチャ』
・冬+瓜『とうがん』
・胡+瓜『きゅうり』
・糸+瓜『へちま』
などがあります( *´艸`)
西と南の付く食べ物は有りましたが、
残念ながら『北』と『東』は・・・見つけられませんでした。
スイカはハッキリとした定義はありませんが『果実的野菜』だそうです!
『スイカの起源』
スイカの起源はとても古く、約2,500万年前から3,000万年前に誕生したそうです。
また、原産地は現在のアフリカ、カラハリ砂漠周辺の熱帯地方。
そののち、アフリカの古代農耕文化の発達により各地へと広がり3,000年前にエジプトや、
ギリシャ、ローマへと伝わったと言われています。
アジア地方ではインドで広まったあとに東南アジアへ伝わり、
その後、中国へ広まったそうですφ(..)メモメモ
(スイカがここまで歴史が古く、砂漠地方が原産とは思いませんでした。)
『日本への伝来』
スイカが日本へ来たのは『大正7年にポルトガル人が長崎に持ち込んだ』との説もありますが、
それよりも以前の書物に記されているみたいで古来より日本に伝わっていたみたいです。
『スイカのサイズ』
・小玉すいか
文字通りの小さなスイカで直径が平均で20㎝程。
重さは1.5㎏~3㎏くらいで小さく、皮も薄いので食べる部分はたっぷりあります。
外見や味は大玉と変わりはありませんが小ぶりな為、
少人数やおひとり様用に向いていて冷蔵庫にスッポリと入れられます。
小玉スイカが出回った当時は赤玉は少なく黄玉が主流でした。
(主な品種は、ひとりじめ・赤こだま)
・大玉すいか
とてもポピュラーで甘くて果肉はシャリとした歯触りの食感。
重さは平均で3㎏~5㎏。もっと大きくなると7㎏~9㎏にもなるそうです。
(大家族の中で育った私でしたので幼いころは大玉のスイカがシーズンになると2~3玉程、週末には家にありました(笑))
・角形すいか
四角、三角すいか等がありますが観賞用に作られている為、カットしても白い部分が、
多く食用には向いていないそうです( ノД`)シクシク…
『スイカの栄養分は?』
スイカはウォータメロンとも呼ばれているように、およそ95%が水分で出来ていて、
有効な栄養素が少ないと思われがちですがビタミン類、リン、鉄、
カリウムなどのミネラル類、グルタミン酸、アルギニンなどの様々な成分が含まれています。
スイカの甘さの元である果糖やブドウ糖はエネルギー転換が早く、
水分たっぷりで余分な塩分を輩出してくれるので浮腫みの解消や、疲労回復、夏バテに有効とされています。
リコピンの含有量はトマトよりも多いとの発表がされてまして、美肌や美白にも良いとされています。
『スイカの美味しい食べ方』
スイカは冷やしすぎてしまうと甘みが落ちてしまうため、
食べる2、3時間ほど前に冷蔵庫に入れ、冷やすのがおススメです(*´ω`*)
ではココで美味しいスイカのカットの仕方をご紹介致します(‘◇’)ゞ
この状態でカットをすると中心部分が全部の切り口に入るので、
どこを食べても甘さを感じます( *´艸`)
スイカも皮を含め、全て食べられるそうです。
種はフライパンで炒って軽く塩を振るとお酒のおつまみに!
皮は表面のツルツルの部分を軽くそぎ落とし浅漬けの素や、お塩などで味付けをしますとお漬物にできるそうです。
(私は幼い頃、祖母お手製のスイカの皮で作ったお漬物を夏場によく食べていました)
これからますます暑くなり食欲も減少する季節へと変わってきます。
水分いっぱい、栄養分もいっぱいのスイカはいかがですか?
記事担当:青果部 看板娘 星野