お久しぶりです!
新美さん、ハピプロ経過報告へ帰ってきてくださいましたね。
皆さんきっと待ち望んでいてくれているであろう、この経過報告ラリーの復活ですね!
有楽スタッフの皆さんのハピプロを後押しできるように張り切って参りましょう。
今回のお題は、
「上司から部下へ本意が伝えられなかったり、感情論になってしまう悩みを解消できるような
『カワサキ流の“部下への指導法”』を教えて」でしたね。
久しぶりの再開で気合の入ったお題をありがとうございます。
まさに、ベストなタイミングでのベストなフリ、といったところですね。
今ハピプロが次のステージに進んでいくために、大変いいお題をいただきました。
私の指導法は、有楽の皆さんにとっては別に目新しいものでもなんでもありません。
(ハピプロをしていない企業や会社にとっては「は?」って感じかもですが!)
せっかくですので、弊社の話でお伝えしてみたいと思います。
弊社マイウェイは御存知の通り、企業研修・講演・コンサルを主とする事業を行っており、
社内コンセプトは『マイウェイ研究所』(駅前店の方!パクってませんよ!!)です。
研修・講演・コンサルなどで多くの人に納得していただき、ハッピーサイクルの一歩を踏み出していただくためには、
こちらが言いたいこと(方法論やロジック)を一方的にお伝えするだけでは、それは叶いません。
しっかりとその企業や部署、もっと言うとそこで働いている方たちが、業界的に何を考え、
普段どんな問題に直面しているかを様々な方法を使って学び、知り、考え続けるという準備なくして、
解決の方法を提案することが出来ません。
その準備は正に“研究”と呼ぶにふさわしいものです。
常に勉強、日々が発見、どこまでも貪欲であることが求められているものだとしています。
弊社でもおかげさまで講師が増員し、私以外の講師が登壇させて頂く機会も増えてきました。
講師にとって話す技術というのは必須項目ではあるのですが、これに関しては「経験」が8割だと考えています。
数多く登壇し、沢山の受講者の方々のリアクションとともに成長をしていきます。
残り2割はこちらからテクニックやコツを伝え、登壇の度に実践してもらうだけです。
しかし、前述しました“研究”については、当人が意識的に行わなければ次第に埋もれてしまうもので、
大変なのは「教えたからといって簡単に出来るようになるわけではない」というところです。
こちらも根気強く指導し、伝えていかなければなりません。
しかし、なぜ業界研究が必要なのか?どうしてお客様のことを知り、考えることが不可欠なのか?という
“研究する目的”というものを伝えなければ、指導された方も理由がわからず、
本やWebをダラダラ見ている状態になります。
すると、次第に本来の“研究する目的”を忘れ、本やWebを見ることが目的にすり替わってしまうのです。
これが本当に一番困ってしまいますよね。
そうならないようにするため、私が実践している指導法は、
事あるごとに『マイウェイ研究所』を使って話をすること、ただそれだけです。
例えば・・・
「研究して“知っている”先生と、何も知らずに裸で立ち向かってくる先生、
クライアントさんの立場に立ったらどちらから教わりたいと思う?
どこまで研究していてくれたら“この先生すごい!”と思って頂けると思う?」
「ハッピーサイクルの一歩目を踏み出すのに、“やってみて”だけじゃ具体性がなくて誰も踏み出せないよ。
どうやって踏み出すのか提案するには、今クライアントさんが感じている“壁”について研究していなければ
見えてこないんじゃないの?」
小さなことかもしれませんが、こうしてコンセプトと絡めて話し続けることで、
以下のようなメリットがあります。
—————
・毎回指導すべきことをイチから考えなくていいので、上司側の感情をコントロールし、
指導に一貫性をもたせることが出来る
・『研究所』『研究』というコンセプトの言葉が、社内で共通言語(共通認識)になる
・共通言語化するということは、上司によってのバラ付きも最小限に抑えることが出来る
(「A部長は◯◯と言ってたのにB係長は△△と言ってた!」というストレスの軽減)
・指導される側も、目的が明確になることで「手段が目的になる」というリスクを回避しやすくなる
—————
指導する側、上司だって人間です。
指導する場面に直面すると、それは感情論になってしかるべしなのだと思います。
(指導する=「なんでこんなことも出来ないんだ!」という場面、みたいなものですからね。)
しかし感情的になるだけで指導がうまくいかないのでは、本末転倒です。
伝えたいことをぼかさずに的確に指導をおこなうために、
指導の際に必ず「何故」そうするのか、理由や目的を話すこと。
その理由や目的は「コンセプト」の言葉・表現を使って伝えること、それだけです。
ちなみにですが、「ゴール」は「コンセプト」を実現するための行動指針ですので、
もちろん「ゴール」の言葉を表現に使うこともOKであるということです。
有楽の皆さんも全く同じことが出来ると思います。
各店舗ごとにある“なりたいお店の姿”である「コンセプト」、
“スタッフが目指すべき行動”である「ゴール」を、ふんだんに、思う存分活用していただきたいと思っています。
ホールに落ちているゴミをスタッフが拾わずスルーしているところを目撃した時。
「拾えよ!」ではなく「(コンセプト)」になってないよ!「(ゴール)」ができてないよ!
と言うだけでも違うと思います。
「コンセプト」も「ゴール」も、皆さんが長い時間を掛けて練りに練った最高の理想であり、
お店が前に進んでいくために目指したい目的地そのものですから。
ウザいくらい「コンセプト」と「ゴール」の言葉を活用していきたいですよね!
さてさて、ふと立ち止まって考えてみると、ハピプロが始まってどのくらいになるのでしょうか。
今回のお題の様なお話を有楽の皆さんにお伝えしたい!と思えるほどに、
ハピプロが良い意味で“当たり前”になってきた証拠だと、私はとても嬉しく感じています。
「コンセプト」をどうやって日常から使いこなしていくのか?という課題は、
正にハピプロのステージがひとつ上に行っているということですよね。
さて、そこで新美さんに是非お伺いしたいのは、
「今年のハピプロはこんなことに挑戦していきたい!」という更なる上のステージを目指したお話です。
気がつけば2017年へと年も変わりましたので、
ここでぜひ今年の(これからの)ハピプロ目標をお聞かせください。
よろしくお願いします!楽しみにしています!