『楽しむ事』
私が一番大切に感じている想いです。
楽しむ事により物事の本質を理解する事ができ、自分自身の気持ちにもゆとりが生まれ
自然と笑顔になる事ができ広い視野を持つ事に繋がるのだと思います。
私は半年程前、今は閉店してしまいました【名和店】にいました。
【名和店】のコンセプトは『どえりゃ~級!顔パス温泉』。
来店された全てのお客様がのんびりゆっくりでき、スタッフも自然と笑顔になれるお店。
ゴールは『自然とありがとうが湧く関係づくり』。
自然と湧くありがとうは本当のありがとうであると考え、
お客様から本当のありがとうが頂ける関係を築こう!でした。
本当のありがとうを頂く為に私は
「来店されたお客様それぞれに適した最高の接客、サービスの提供」を心掛けて行動していました。
では「お客様それぞれに適した」を行う為にはどうすれば良いか?を考えた時に
そのお客様の特徴や日々の変化に気が付けるかどうかが重要になってきます。
マニュアル一辺倒な対応ではなく、若い方、年配の方、急いでいる方やお客様の
体調の良し悪しにも気が付く事が出来る事によって言葉のかけ方、サービスの行い方に
変化を付けることが出来ます。
こうしたお客様1人1人の違いに気が付く為には、自分がその違いに気が付けるだけの
気持ちのゆとり、広い視野を持てているかどうかが非常に重要です。
私が現在所属している【衣浦店】でもこの『楽しむ事』は重要だと感じ、
今でも心掛けて行っています。
サービスを提供する側も提供される側も機械ではなく感情のある人です。
提供する人も事務的に同じ言動を繰り返すよりもそのお客様の状況を見て考える事で、
より気持ちのこもった言葉の掛け方等が出来ます。
提供される人もいつもと違う応対だと最初は「あれ?」と感じる位かもしれませんが、
お客様にとって良い意味での違いがある応対が続けばそれがいつもと違う特別な経験になり、
ひいては特別な体験が出来る場所=居心地が良い空間になっていくはずです。
この名和店で学んだ経験・想いを忘れずに持ち続けていましたので
衣浦店でも戸惑う事なく入っていく事が出来ました。
そんな衣浦店のコンセプトは『パティスリー衣浦』、
ゴールは『全てのお客様から三ツ星の称号を授かろう』です。
このコンセプトである『パティスリー衣浦』には
ケーキ屋さんの様に誰からも愛されるお店でありたいという思いが込められています。
では誰からも愛される為にはどうすれば良いか?ですが、その為にはいつ誰が遊びに来ても
居心地が良く楽しめる空間である事が重要になります。
それを実現させる為に必要なのがゴールにある三ツ星の称号です。
では三ツ星の称号『礼儀』『愛想』『発想』を行っていれば全てにおいて十分か?
となると必ずしもそうでない場面もあります。
居心地が良いか?楽しめる空間であるか?それを決める大半の部分は、働くスタッフ次第です。
パチンコ店での接客業という特殊な環境であり時には臨機応変を求められる事もあります。
その時々に合ったサービス、受け応えが出来るかどうかは日頃から自分が
『楽しむ事』ができ、気持ちにゆとりがあるか、視野を広く持てているかだと思います。
自分にゆとりがあれば相手の立場になり気持ちを理解する事ができます。
広い視野があれば何かあった時にいち早く気が付く事ができ、その場の状況を把握する事ができます。
来店されるお客様は当然のごとく楽しく過ごす事を望んでいます。
ですが、たとえ思ったような成果が上がったお客様もスタッフの対応によっては
「居心地が良い・楽しい」を台無しにしてしまう事があります。
お客様にとって居心地が良い空間を提供する為には、まずは自分にとって「居心地が良い・楽しい」
空間である事が大切です。
自分が『楽しむ事』が出来ているからこそ、相手にも楽しさを知ってもらおう!
という気持ちになる事ができ、その為にあれをやってみよう!これをやってみよう!と
ハッピーサイクルの一つ目でもある“まずは自分からやってみる”に繋がっていくのだと思います。
自分だけでなくスタッフ全員にとっても衣浦店がそんな空間になることが出来た時に、
コンセプトであるケーキ屋さんの様に誰からも愛されるお店『パティスリー衣浦』を
実現する事が出来るはずです。
これからも自分だけでなくスタッフ全員にこの『楽しむ事』を伝え、
仕事を楽しむ気持ちを持ったスタッフで溢れるお店作りを目指して行きたいと思います。
これが私の想いです。
有楽グループ 衣浦店
主任 上村 秀人