『好きこそものの上手なれ』
この言葉は、私の好きなことわざであり、私が昔から実践している事でもあります。
この言葉には、“好きな事にはおのずと熱中できるから上達が早い”という意味があります。
「好き」な事を仕事にすることによって、前向きな気持ちで業務に取り組み、
自分自身のレベルを上げ、更に仕事に向き合えるようになっていけるものだと私は考えます。
仕事を嫌々行なっていては、上達するのもできず何事も上手くいきません。
好きな事を見つけるのも仕事の一環です。見つける事によって仕事を楽しいと感じ、
前向きな気持ちで望むことが、向上心や仕事の上達、成長に繋がる秘訣だと思います。
有楽グループ全店では、約5年前から『ハッピーサイクルプロジェクト』に取り組んでいます。
『ハッピーサイクル』とは、永遠に回り続ける幸せの連鎖を意味します。
その一つ目は、【最初は自分が楽しんでおこなう】二つ目は、【お客様と一緒に楽しむ】
【お客様の笑顔が別のお客様に伝わる】【お客様から感謝の気持ちが返ってくる】
この様なループになります。
私の好きな言葉、「好きこそものの上手なれ」は、
まさに『ハッピーサイクル』の一つ目、自分が楽しんでおこなう事に相通じる点があります。
私の所属する衣浦店では、コンセプトを『パティスリー衣浦』、
ゴールを『すべてのお客様から三ツ星の称号を授かろう』と決めて取り組んでいます。
ケーキ屋さんをモチーフとし、すべてのお客様から愛されるお店を目指しています。
私の好きな仕事の一つは、パソコンで折込みチラシのデザインを考えたり、
店舗で使うPOPを作成したりする事です。
製作の際、常に心掛けている事は、出来上がったチラシやPOPをお客様やスタッフ
みんなが喜ぶ場面を想像する事です。
すると、自然に頭の中でデザインなどが思い浮かび完成度の高いものが出来上がります。
そして最近では、自分の特技を通してお客様へ向けた案内や果物のPOPをもっと工夫したい等、
スタッフから様々な提案が積極的に出るようになりました。
『好きこそものの上手なれ』と、言葉でいう事は簡単かもしれません。
しかし、仕事に対する姿勢、思いをしっかりと考え、業務に取り組む事によって、
ゴールに少しでも近づいていくと確信しています。
自分の好きな仕事を全うし、お客様やスタッフ全員から良かった等の喜びの言葉を聞いた時は、
自分自身も楽しくなり、次も頑張ろうという【想い】が生まれます。
この積み重ねによって、仕事の得意分野、特技、好きな事を発見でき、更なる高みを
目指すことが出来ると考えています。
その為には、自分の信念である『好きこそものの上手なれ』を貫き、
衣浦店で働くすべてのスタッフに仕事の楽しみ方を教え、一緒に衣浦店を築いていこうと思います。
これが、私の想いです。
有楽グループ 衣浦店
店長 角野 忍