『安心のワルツ ~対応力のその先に~』
想いリレー第一弾が幕を閉じ、想いリレー第二弾が始まって、いつ順番が回ってくるのだろうと日々ソワソワしながら待っていましたが、ついにその順番が回ってきました。
今回のお題は「自分の思い描く『5年後の理想のお店像』」ということですが、なかなか難しいお題で少々戸惑いました。
前回の想いリレーを書いたのが約6年前ですが、そこからパチンコ業界はめまぐるしく進化していきました。
その中でスマートパチンコ・スマートパチスロ、すなわちスマート遊技機の導入が最も大きな進化だと思いますが、6年前の私はそんな進化を想像もしておりませんでした。
前回の想いリレーでは、「安心感を与えられる人になる」という想いを書かせていただきましたが、それは今も変わらず継続して想い続けています。
しかしどうでしょう、箱積みの時代から各台計数機システムの導入、そしてスマート遊技機の導入と業界自体が進化をしていくにつれて、私たちスタッフとお客様との関りが徐々に減っていっているのではないでしょうか。
もちろん、関りが減っていることが悪いというわけではありません。
お客様との関りの多くがトラブルの対応時で、そのトラブルが少なくなっているということは、お客様からしても私たちスタッフからしても良いことではあります。
ですが、そんな関りが減ってきている今こそ、その少ない関りの中で1つ1つ確実にお客様へ安心を提供しなければなりません。
そのことを踏まえて今回のお題、「自分の思い描く『5年後の理想のお店像』」を考えると、やはり、お店にそして私に関わっているすべての人に、安心していただけるようなお店にしていきたいという想いが強く出てきました。
安心していただけるようなお店にする。
その言葉は言うだけなら簡単かもしれませんが、実際は難しいことです。
なぜなら、安心感を得られる基準、安心できる基準というのは、人それぞれ違うからです。
人それぞれ基準が違うのに、すべての人に安心していただくなんて虫のいい話があるかと思われるかもしれません。
しかしどんな状況であっても、安心していただけるために必要なのが「対応力」なのかなと私は考えました。
今お客様が何を求めているのかいち早く察知し、それに対して対応する。
そうすると、お客様は気が利くなぁと思ってくれるはずです。
これは有楽グループに勤めているスタッフでしたら必ず耳にする言葉、「先手のサービス」と同じことですね。
先手のサービスが常にできれば、お客様からの信頼が得られ、安心感も得られます。
そしてさらには、一緒に働くスタッフが何を求めているのかをいち早く察知し、それに対して対応する。
そうすることによってスタッフからも安心感が生まれ、働いて良かったと思ってもらえるお店になります。
これはまさに「ワルツ」と言っても過言ではないと私は考えました。
「ワルツ」とは円舞曲といい、お互いが息を合わせて踊るという意味があります。
お客様一人ひとりと、そしてスタッフ一人ひとりともしっかり向き合い、それぞれが何を求めているかをいち早く察知し対応することで、お互いが気持ちよくお店で過ごすことができる。
その先に奏でられる安心のワルツがあると私は考えます。
人それぞれ安心する基準は違っても、柔軟に対応をしていければ安心のワルツを私に関わる全ての人と奏でられるはずです。
『安心のワルツ ~対応力のその先に~』
この私が奏でる曲を胸に、安心できるお店作りを目指して日々励んでいきます。
有楽グループ 森岡店
主任 田村 知也