皆様、こんにちは。
年も明けて1月もはや半ばですね。
皆様、お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?
お馬さん好きの僕は正月に開催された新年一発目の競馬『金杯』で運試し♪
東西バッチリ当てて「乾杯!!」と行きたかった所ですが、結果は・・・完全敗北。
乾杯ならぬ『完敗』でした・・・。
僕は例年通り、今年も負け越しの予感です。
本年も皆様にとって素敵な一年でありますように。
心から祈っております。
m(_ _)m
さてさて、今回の住吉店情報局はと言いますと、
こちらの杖に付いている赤色のプレートを題材に少し語ってみようと思います。
本来なら以前の情報局で一緒に発信したいと思っていたのですが、
勉強不足の自分としては語るのに色々と難しい面もありまして、筆を執るのに少し時間がかかってしまいました。
近頃は街中でも時々見かけるマークなのですが、皆さんはご存じでしょうか?
『ヘルプマーク』
赤地に十字とハートが記されています。
このマークは2012年の10月より東京都独自の取り組みで始まりました。
『障害』を持っている方々が援助を得やすくなるよう、
配慮を色々と考えて作成された『ピクトグラム』になります。
2017年から全国共通のマークとなりました。
このヘルプマークを使用されている方は、障害や持病のある方、妊婦さんなど対象の人は多岐にわたります。
『障害』と一言で言っても、四肢の身体障害や視覚障害のほか、
聴覚障害、知的障害、発達障害、内部障害など、外から見てわかりにくい障害の人も含まれます。
がん、メニエール病、認知症、心臓病、パニック障害などの精神疾患、てんかん…
その他難病の方すべてが対象になるそうです。
内閣府が発行する障害者白書(令和元年版)によると、
日本で障害を抱えている方の数は人口の約8%になるとの事です。
そう考えると、障害というのは意外に身近なものともいえる様な気がします。
生きていく中で、自分や家族がそのような立場にならないとも限りません。
中には一見そう見えなくても、実は困りごとがあって支援が必要な方もいらっしゃいます。
ヘルプマークはそのような方にとって大切なマークになります。
昨今では、徐々に障害者の方への支援や配慮についての知識は広まり、優しい人も増えてきているそうですが、
一方では、まだ無知や無関心といった場面に遭遇することも未だによくあるとの事です。
「ヘルプマークをつけた人を見ても、何をしたらいいか分からず結局何もできなかった…」
「電車に乗っても、杖にもヘルプマークにも気付かないでスルーされることが多いです。」
「マークに気付いて席を譲ってくれるのは外国人のお兄さんだったり…」
このヘルプマークについて色々な事を調べるうちに、
他にも障害を持っている方々のために色々なマークが存在するのを知りました。
①『障害者のための国際シンボルマーク』
1969年に国際リハビリテーション協会によって定められた、
障害者が利用できる建物、施設であることを明確に表すための世界共通のシンボルマークです。
マークの使用については国際リハビリテーション協会の使用指針により定められています。
駐車場や公共施設などでよく目にします。
車椅子のデザインなので誤解されている方も多いのですが、
このマークは障害を持つすべての人のためのマークであり、車椅子を利用している方限定ではありません。
②『盲人のための国際シンボルマーク』
世界盲人連合で1984年に制定された盲人のための世界共通のマークです。
視覚障害者の安全やバリアフリーに考慮された建物、設備、機器などに付けられています。
信号機や国際点字郵便物・書籍などで身近に見かけるマークです。
例えば、横断歩道でこのマークが付いた歩行者用信号ボタンのある信号機は、
視覚障害者が安全に渡れるように信号時間が長めまたは、音楽が流れるように調整されています。
③『身体障害者標識(身体障害者マーク)』
肢体不自由であることを理由に免許に条件(車内に運転補助装置を備えるなど)を付されている方が、
運転する車に表示するマークで、表示については努力義務となっています。
周囲を走る車両に関しては規定があり、危険防止のためやむを得ない場合を除き、
このマークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は道路交通法の規定により罰せられます。
④『聴覚障害者標識(聴覚障害者マーク)』
聴覚障害であることを理由に免許に条件(ルームミラーにワイドミラーを取り付けるなど)を付されている方が、
運転する車に表示するマークです。
身体障害者標識と違い表示を義務付けられており、違反した場合には罰金を科され、原点処分となります。
(初心者マークと同じ扱い)
周囲を走る車両に関しては規定があり、危険防止のためやむを得ない場合を除き、
このマークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は道路交通法の規定により罰せられます。
⑤『ほじょ犬マーク』
『身体障害者補助犬法』の啓発のためのマークです。
身体障害者補助犬とは、盲導犬、介助犬、聴導犬のことを言います。
身体障害者補助犬法において、公共の施設や交通機関はもちろん、
デパートやスーパー、ホテル、レストランなどの民間施設は、
身体障害のある人が身体障害者補助犬を同伴するのを受け入れる義務があります。
補助犬を同伴していても使用者への援助が必要な場合がありますので、
困っている様子を見かけたら積極的にお声かけをお願いします。
⑥『耳マーク』
聴覚が不自由なことを表すと同時に、聞こえない人・聞こえにくい人への配慮を表すマークです。
聴覚障害者は見た目には分からないために、
誤解されたり、不利益をこうむったり、社会生活上で不安が少なくありません。
このマークを提示された場合は、相手が『聞こえない・聞こえにくい』ことを理解し、
コミュニケーションの方法等への配慮が求められます。
⑦『オストメイト/オストメイト用設備マーク』
オストメイトとは病気や事故が原因で人工肛門・人口膀胱を増設している人を指します。
このマークは、オストメイトの為の設備(オストメイト対応のトイレ)があること、
及びオストメイトであることを表しています。
オストメイトの方は通常のトイレでの排泄は難しく、
使用器具の洗浄装置やシャワーなど排泄をサポートする設備が必要です。
このマークは主に、駅や病院などの公共機関や多目的トイレなどの入口・案内誘導プレートに表示されています。
⑧『ハート・プラス マーク』
このマークは内部障害や内臓障害の理解や協力を広げるために作られた障害者マークです。
身体内部(心臓、呼吸機能、じん臓、膀胱・直腸、小腸、肝臓、免疫機能)に障害がある方は外見からは分かりにくいため、
マークによって視覚的に認知してもらう意味もあります。
このマークを所持している方は一見元気そうに見えても何かしらの障害を抱えていますので、
携帯電話の使用を控えたり、公共交通機関での優先席を譲るなどの配慮が求められます。
また、「障害者用駐車スペースに停めたい」といったことを希望している場合もあります。
⑨『「白杖SOSシグナル」普及啓発シンボルマーク』
こちらは『白杖SOSシグナル』の普及啓発のために作られた障害者マークです。
視覚障害者は生活のあらゆる場面で助けを必要とします。
その際に白杖を掲げることで『「周りに助けを必要としている」というSOSのサインを出そう』という提案が、
福岡県盲人協会によってなされました。
その白杖SOSシグナルを視覚障害者含めたくさんの人に知ってもらう意図で作られたのが、
「白杖SOSシグナル」普及啓発シンボルマークです。
白杖を頭上50cm程度に掲げて『SOSのシグナル』を示している人を見かけたら、
進んで声を掛けてサポートをしてあげて下さい。
⑩『ヘルプマーク』
このマークは、外見では健康そうに見えても、義足・人工関節を使用している方、
内部障害・難病をお持ちの方、または妊娠初期の方や精神障害、発達障害、知的障害などで、
援助や配慮を必要としていることを知らせるマークです。
突発的な事故や災害などに対して状況把握をはじめ、臨機応変な対応も困難な場合がありますので、
周囲の声掛けや支援が必要です。
ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、困っているようであれば声をかける等、
思いやりのある行動をお願いします。
⑪『手話マーク』
聴覚障害の方が手話でのコミュニケーションの配慮を求めるときに提示したり、
役所、公共及び民間施設・交通機関の窓口、店舗など、手話による対応ができるところが掲示できます。
イベント時のネームプレートや災害時に支援者が身に着けるビブスなどに掲示する事もできます。
聴覚障害の方がこのマークを提示した場合は『手話で対応をお願いします』の意味、
窓口等が掲示している場合は『手話で対応します』等の意味になります。
⑫『筆談マーク』
聴覚障害、音声言語障害、知的障害の方や外国人などが、筆談でのコミュニケーションの配慮を求めるときに提示したり、
役所、公共及び民間施設・交通機関の窓口、店舗など、筆談による対応ができるところが掲示できます。
イベント時のネームプレートや災害時に支援者が身に着けるビブスなどに掲示することもできます。
耳が聞こえない等の方がこのマークを提示した場合は『筆談で対応をお願いします』の意味、
窓口等が掲示している場合は『筆談で対応します』等の意味になります。
上記の12種類が内閣府の『障害者に関係するマークの一例』になります。
僕自身、全く見た事もないマークもあり、説明なしでは分からなかったマークもあったりと、
ほんと、勉強不足だなぁ・・・と改めて痛感しております。(申し訳ありません…)
「気は心」
「支え合えばこその想い」
(支えて欲しくても上手く言葉に出来ない…)
そういった心からの想いを見付けてあげる事が『本当の心配り』ですよね?!
・支えてくれる人がいるからこそ頑張れる。
・支えてあげたい、支えてあげなければいけない人がいるからこそ頑張れる。
そんな気がします。(*’ω’*)
今年も1年、
『ちょっとした心配りから出来るサービス』を意識しながら、皆様との繋がりを大切に精進して行きたいと思います。
長々と最後までご愛読ありがとうございました。
それでは、またの情報局をお楽しみに。
(*^-^*)/
記事担当:住吉店 戸田