皆様こんにちは、新田情報局です。
いきなりですが眼鏡やコンタクトレンズをされている方、このテスト経験ないですか?
『レッドグリーン(赤緑)テスト』というものですが、一体これで何を測定しているのかというと、
眼鏡やコンタクトレンズの“度数”が適正かどうかを判断しています。
まず、裸眼状態で「赤」がはっきり見える場合は『近視』、「緑」がはっきり見える場合は『遠視』です。
よって、これを元に『近視』『遠視』の矯正度合いを判断してバランスを取る目安となるわけです。
『近視』の方がレンズで視力を矯正する際の調整として、以下になります。
・「赤」がはっきり見える ⇒ 度数が適切もしくは弱い、
・「緑」がはっきり見える ⇒ 度数が強い
レンズをした状態で目への負担面からすると、「赤」がはっきり見えるなら軽いので優しいですが、
「緑」がはっきり見えるなら強いので疲れやすいです。
ちなみに、『遠視』の方の場合は、上記の「赤」「緑」が逆になります。
なぜ、いきなりこんな話題なのか。
先月、小学3年生になった息子が学校で毎年恒例の視力検査を受けたんですが、
結果のお便りを持って帰ってきたので確認してみたら、眼科受診の案内でした…。
いやいやいやいや、息子をずっと見てきてますが視力は断然いいはず。
自分は裸眼で視力が両目とも0.1未満ですが、妻は両目とも2.0です。
自分に似てしまったら嫌だなぁと思ってましたが、
視力が悪くならないように小さな頃から妻が気をつけてくれてたおかげで、
コンタクトをはめてる自分よりも息子は明らかに見えてます!
少なくとも1.2以上あるので、裸眼の自分とは視界がこれぐらい違います。
(ネットより抜粋)
よくよく案内の用紙を読んでみると、“右目:『遠視』の可能性”に○がされてました。
ん?『遠視』??どういうこと???
聞いたことはあるけど、そもそも『遠視』って何だ?字からして『近視』の逆なのか?
気になる…これは調べるしかないな。
皆さんは『近視』や『遠視』をご存知ですか??
眼鏡やコンタクトレンズをされている方なら、おそらく何となく聞き覚えがあったり、
ひょっとしたら理解されているかもしれませんが、しばしお付き合い下さい。
(ネットより抜粋)
これは、『正視』『近視』『遠視』それぞれの焦点と見え方の違いを分かりやすく説明した図になります。
『近視』『遠視』は、どちらにしても見え方がボヤけてますね。
さらに詳しく、それぞれがどういう状態なのかを図から理論的に説明すると、
(ネットより抜粋)
『近視』とは、“網膜より手前”でピントが合う状態。
近くのモノははっきりと見えますが、遠くのモノはボヤけて見えます。
『遠視』とは、“網膜より奥”でピントが合う状態。
「遠くがよく見える」と勘違いされている方もみえますが、実際は遠くも近くも見えづらく、
ピントを合わせる為に常に調節が必要になります。
なるほどぉ~、自分が『近視』なのは当然分かってましたが、
『遠視』がどういうものなのか、恥ずかしながら今さら理解できました。
ということは…息子は右目が見えづらいのか!?
眼科への案内が来てしまった以上、とりあえずは専門医にちゃんと診てもらわなければいけません。
どちらかといえば大丈夫でしょ?たぶん左を測る時に右を強く押さえてたからじゃない?って楽観主義な自分とは真逆で、
妻は本当に心配症なので、もし何かあってからでは遅い!と行きつけの眼科へ息子をすぐに連れて行ってくれました。
普段から注意をしていますが、タブレットを至近距離で観てたり、
宿題をやる時も顔を近づけ気味なので、妻からすれば、そのせいなんじゃないかって凹んでいました。
そして診療してもらった結果、目を掻いてる兆候が見られるから、
処方する2種類の目薬を1日3回して、ひとまず様子を見ましょうと言われました。
とりあえず1日3回、毎日ちゃんとしました。
そして1ヶ月も経たないうちに目薬がなくなったので、再び眼科へ診てもらいに連れて行きました。
まず視力検査を診察前に行い、自分は離れたところからその様子を見守っていたので、大丈夫かなと少し不安でした。
数分後に診察室へ呼ばれ、眼科医から話をいざ聞くと…
「うん、この子は視力全然いいよ。うん、全然見えてるから問題ないよ、眼鏡なんて要らないから大丈夫。」
えっ・・・全然『遠視』じゃないじゃん・・・。
まぁでも、何もなくて安心しましたよ。良かった良かった。
『遠視』は程度によって自覚症状がない方も多く、
ピント調節が常に必要となる為、実は眼精疲労の原因になっていることも。
ちなみに赤ちゃんは生まれた時『遠視』状態であり、成長と共に視力も発達して、
10歳頃には、短かった眼軸の長さが大人と同じくらいになるそうです。
ただ、成長過程(特に幼少時)において視力の発達に障害が起きると、
元々がちゃんと見えてた訳ではないので、発達が止まっていても本人は見えてる景色が普通だと思っています。
外から気づくのは難しいようで、検診を受けるまで我が子の『遠視』に気づかない親御さんも多いそうですよ。
年齢問わず、『近視』『遠視』の他にも『乱視』『弱視』『老眼』など、様々な視力障害があります。
皆様、『目』の健康にも今一度お気をつけ下さいませ。
記事担当:新田店 小久江