皆様こんにちは。
「も~いくつ寝るとお正月~♪」
この記事が公開されるころは、年末の大掃除に仕事納め、
年末年始のお買い物・準備におおわらわの「THE 師走!」といったところでしょうか。
かくいう私も、大掃除の真最中。
果たして年内終わることができるのかといったところなのですが(;’∀’)
大みそか前には終わらせて、一年最後の日はのんびりしたいと思っております。
そんな私、古川がお届けする今回の情報局ネタは“一年の締めくくりに食べるもの”。
そう、『年越し蕎麦』にスポットを当てたいと思います。
最後までお付き合いくださいませ。
誰もが知っていて一度は食べたことがあるであろう、年越し蕎麦。
大みそかに家族やパートナー、友人たちと食べる方も多いと思います。私も家族と毎年食べています。
ところでその年越し蕎麦、どうして食べる様になったのかご存知ですか?
私は毎年食べていながら、まったくもって知りませんでした・・・面目ない( ;∀;)
そこで、年越し蕎麦の歴史を調べてみました。
その歴史はなんと、鎌倉時代から始まったとされています。
当時、博多のお寺で貧しい人に蕎麦粉で作った「蕎麦餅」をふるまいました。
すると翌年から、蕎麦餅を食べた人の運気が上がり、蕎麦餅を食べると良いことがあると噂が広まりました。
それから毎年食べられるようになったそうです。
そのうち蕎麦餅が蕎麦に変わり、年越し蕎麦になったのだとか。
江戸時代中期には、大みそかに蕎麦を食べるのが広く定着していたようです。
その頃の呼び名は「みそかそば」「節分そば」「運そば」「年取りそば」など色々あり、
明治以降に「年越し蕎麦」と全国的に呼ぶようになりました。
手軽で美味しく、縁起が良いのできっとすぐ広まったのでしょうね。
運気が上がったら、そりゃ嬉しいですもん。確かに毎年食べたくなります(*^^*)
そのような歴史から始まった「年越し蕎麦」ですから、現在にも食べる意味が色々込められています。
皆さまはいくつ知っていますか?
・蕎麦は細く長いことから、延命・長寿の願いが込められている。
・家族の縁が長く続く様にとの願いが込められている。
・蕎麦が切れやすいことから、旧年の災厄を切り捨て、
新年を幸運で迎えられるようにとの願いが込められている。
・昔の金銀細工師は、散らかった金や銀を集めるのに蕎麦がきを使ったことから、
金運が上がるようにと願いが込められている。
・蕎麦は打たれ強い植物であることから、無病息災の願いが込められている。
・蕎麦が五臓の毒を取ると信じられていたことに由来している。
な、なんと6個もありました!
私、最初の3個しか知らない・・・
色々な願いを掛け、験担ぎされている縁起物ということなのですね( ゚Д゚)
年越しそばを食べてないからといって、不運や災厄に見舞われる訳ではないので、食べない方もご安心を。
あくまで縁起物ですから。
地域によっては食べない場所もあるそうです。
験担ぎといえば、蕎麦を彩る具材にも意味があります。
よくスーパーなどで大みそかに海老の天ぷらが山盛りに売られていますよね。
『海老』の姿は腰が曲がっていることから、「長寿祈願」の意味があるそう。
どおりで海老の天ぷらがいっぱい売られているわけですね。納得。
『紅白かまぼこ』は紅白の色合いが「めでたさ」の象徴になっているのはご存知の通り。
また、紅白の紅色には「魔除け」の意味があり白色には「清浄」の意味があります。
『油揚げ』は「稲荷(いなり)揚げ」とも呼ばれています。
お稲荷さんは「商売繁盛」「五穀豊穣」の神様ですので、
大好物の油揚げは「金運」や「仕事運」の験担ぎになっています。
まだまだ他にもあります。
・『鶏肉』・・・「新年の一番に声を上げる」動物であることから縁起が良い。
・『春菊』・・・この時期が旬で「旬=盛り」の意味合いを込めて「繁栄」「繁盛」の意味が。
・『卵』 ・・・卵の黄身が金色を思わせる為、「商売繁盛」「金運」の縁。
・『ネギ』・・・その年を「労う(ねぎらう)」という語呂合わせから縁起物に。
今年の年越し蕎麦は、全部のせようかな~( *´艸`)
そうすれば来年の運勢はきっと・・・(不埒な思考でごめんなさい)
そうそう、今年はもう一つ気を付けようと思う事がありました。
それは、年越し蕎麦を食べるタイミング!
私、いままで年をまたぐ時間帯で食べていいました。
調べてみたら年をまたぐ前に食べた方が良いと書かれているではありませんか!ガ―――ン(◎_◎;)
仲間のスタッフ達にどの時間に食べるか聞いてみたところ、ほとんどが晩御飯の時間帯。
除夜の鐘が鳴り始めるころには、食べ終わっているとのこと。
私と同じく年をまたいで食べるスタッフは、一人だけでした(;´Д`)
決まった時間はないそうですが、
「1年の厄災を断ち切る」という意味があるため、翌年に持ち越さない方が良いとのこと。
今年は早めに食べて翌年にまたがないようにしようと決めました!
あ、でも福島県の会津地方などでは年越し後に食べる「元旦蕎麦」という風習もあるそうなので、
地方・風習によって違うみたいです。
タイミングだけでなく、食べる物も地方により色々あります。
北海道の一部地域では、蕎麦の代わりに「年越し寿司」を食べるのだとか。
うどん県の香川では、やはり「年越しうどん」がメイン。
沖縄県では、麺が小麦粉で作られている「沖縄蕎麦」を使用するそうです。
岩手の花巻・盛岡では歳の数だけ「わんこ蕎麦」を食べるなんていうことも。
歳の数となると一年ずつ増えるので、後が大変そう(◎_◎;)
他にも、「にしん蕎麦」「越前蕎麦」「へぎ蕎麦」「釜揚げ蕎麦」などなど。
日本各地で色々な形の年越しで、伝統が受け継がれているのを知り、びっくりです!
いろいろ試すと面白いかもしれませんね。
ぜひ、あまり食べないかたも今年は年越し蕎麦を楽しんでみてはいかがですか?
有楽景品コーナーでお蕎麦取り扱っていますよ(^^)v
湯がいてお汁を作るのが大変~という方は、カップ麺のお蕎麦ももちろんあります♪
この一年を振り返りながら一年の災厄を落とし、新たに新年を迎えてはいかがでしょうか?
PS:縁起物なので、お残しは厳禁ですよ!!
☆森岡情報局毎月11日&25日更新☆
記事担当:森岡店 古川