みなさんこんにちは、共和店の上村です。
まだまだ暑い日が続いていますがどうお過ごしですか?
これだけ暑い日が続くと家族や友達同士で海や川へ海水浴やキャンプ等での水遊びなんて良いですよね。
そこで今回の共和店情報局ではこの時期の海水浴で楽しく遊ぶために知っておきたい事、
気を付けたい事をご紹介したいと思います。
子供の頃おじいちゃんやおばあちゃんに「お盆の海は危ないから行っちゃダメ」と言われた事はないですか?
僕自身おばあちゃんに何度か言われた事があるんですが、その理由が心霊的な理由で、
聞いている時は怖く感じる事もありましたが実際にはあまり気にする事もなく海水浴に行っていたように思います。
ですが、「お盆の海が危ない」と言うのにはちゃんとした理由があるんですよ。
離岸流とは「打ち寄せた波が沖へ戻ろうとする流れ」の事を言います。
流れの速さは1秒間で約2m程もあるそうです。
「2m位なら大した事無いんじゃないの?」と感じる方もいるかもしれませんが、
解りやすく例えるとちょうど現在行われているオリンピックの水泳選手、
それもメダルを取れる水泳選手が泳ぐ速さ位なんです。
その速さで進む訳ですからあっという間に沖に流されてしまいます。
この離岸流は海水浴場でも発生しているそうなんですが、
万が一流された時は「落ち着いて岸に向かって平行に泳ぐ」と抜け出せると言いますが、
この「落ち着いて」が難しそうですよね。
そんな時は無理して泳がずに「浮いておく」と、
ある程度流されてもやがて流れもなくなって自然と抜け出せるそうです。
一番は離岸流が発生している場所には近ずかない事だと思いますが、
ではどうやって見分けるかですが、僕自身魚釣りで砂浜に行く事があるんです。
その時はあえてこの離岸流を探して釣る事があります。
では実際に探す時の見分け方ですが何個か見分けるポイントがあります。
① 沖に向かって泡の線が伸びている
岸から沖に向かって白い線が伸びている場所は流れが出来ている事が多く可能性が高いです。
② 波の様子が周りと違う場所
離岸流があると沖に向かって流れができ発生場所は海底の砂も沖に流されるので周りより水深が深くなります。
その為に波の崩れるタイミングが周とズレる事が多いです。
③ 海面にゴミが集まって浮いている
①と同様に流れにのって浮遊物が岸から沖に向かうので溜まりやすくなります。
波や海面の状況から見分けるのは慣れないと難しいかもですがこれなら一目瞭然ですよね。
離岸流の他にも「土用波」というのもあります。
土用波とは「沖合で発生した台風等の影響でうねりが強い高い波」の事を言います。
通常でも海の波は一定の高さではなく何百回、何千回に一回は高波になります。
これも海水浴時ではないですが僕の実体験で、
腰程の高さの波でも堪えきれずに流された事がありヒヤッとした事があります。
泳いでいる最中に高波に巻き込まれると泳ぎが得意な人でも流されてしまう可能性が高いので、
この波が起きている時は海事態に近ずかないようにしましょう。
解りにくいですがその他にも「海水の温度」もあります。
海面に近い所は海水温が高くなっていますが太陽の光が届きずらい深さになると急激に海水温が低くなります。
この温度差によって足がつったりして溺れてしまう事もあります。
特に飲酒後はこの温度変化に体がビックリしておきやすいので要注意ですよ。
さてここまでは海の状況によっての注意してほしいポイントでしたが、
その他にもお盆過ぎならではの注意するポイントがあります。
お盆を過ぎるとクラゲも発生します。
見た目的にはプルプルしていて種類によっては可愛く見えるものもいますが、
その見た目とは裏腹に毒性を持った種類が多いので見かけても触らない様にしましょうね。
大人なら注意して触らないと思いますが小さなお子さんだと興味本位でつついたりして刺されるとかなり痛いです。
刺されてしまった時は触手を取り「必ず海水」で洗って下さい。
その時も素手では触らずにピンセットや割りばし等を使いゆっくりと剝がすのがコツです。
この時にばい菌等を気にして真水をかけてしまうと、
細かな触手が残っていた場合刺胞が刺激され更に悪化してしまいます。
僕も釣りをしていてクラゲが絡まってきたときに横着して素手で取ろうとしたら刺され、
持っていたミネラルウォーターをかけたら腫れあがって痛い目を見た事があります。
イソギンチャクもクラゲ同様に毒を持っている事が多いです。
こちらもつついたりすると触手に刺され痺れたり腫れあがる事があるので注意が必要です。
その他にも毒を持った魚やウニ等もいますので基本は興味本位でも素手では触らない様にしましょう。
海水浴場から少し離れると岩場になっている場所がある事もあります。
砂浜が混んでいるからといってこういう場所で泳ぐのは絶対に避けましょう。
先に述べた離岸流や土用波、足がつった等があった場合に周りに人が居ないのは大変危険ですし、
岩場にはイソギンチャクや毒を持った魚も砂浜に比べ生息している事が多いです。
また岩場には貝が付着している事が多くこれが思いのほか鋭く手や足を切ってケガをする確率ほぼ100%です。
過去に岩場で転んだ時に革製の手袋をしていたのですがざっくり切れて血だらけになった事があります・・・。
と、ここまで不安を煽るような事を述べてきましたが、
お盆後の海水浴も知識を持ち決められた場所でその海水浴場でのルールを守れば楽しく過ごせる事は間違いなしです。
昨年はコロナウイルスの影響で閉鎖された海水浴場も多かったですが、今年は解放されている場所も多いと聞きます。
海水浴は大人から子供まで楽しめる海のレジャーですよね。
まだまだ暑い日が続きますので海水浴場の指示、ルールを守って楽しい夏休みの思い出を作って下さいね。
記事担当:共和店 上村