東浜店の景品コーナーには、いつも新鮮な『くだもの』が並んでいます。
今回は、旬な果物の『梨』と『桃』のプチ情報を御紹介したいと思います。(^o^)/
★『梨』について
『梨』が日本で食べられ始めたのは弥生時代頃とされ、登呂遺跡などから食用にされたとする根拠の種子などが見つかっています。江戸時代には栽培技術が発達し、100を超える品種が栽培されていたそうです。平松定信が記した『狗日記』に
「船橋のあたりいく。梨の木を多く植えて、枝を繋く打曲て作りなせるなり。」
という一節があります。これは、現在の千葉県の市川から船橋にかけて、梨の栽培が盛んだった事が分かります。
又、“なし”という語源には諸説あり、江戸時代の学者(新井白石)は、中心部に近づくほど酸味が強い事から「中酸(なす)」が転じたものと言われています。他には
・果肉が白いことから「中白(なかしろ)」あるいは「色なし」
・「甘し(あまし)」
・漢語の「梨子(らいし)」が転じたもの
等があるそうです。
ちなみに
『梨』の花言葉は・・・【博愛】【愛情】
『梨の木』の花言葉・・・【慰安】
を意味しています。癒し系が多くありますね。(o^-‘)b
★『梨』のおいしい食べ方(アレンジ)
梨の赤ワインのコンポート
~材料~
・梨 4個
・砂糖 80g
・水 適量
・赤ワイン 300cc
~作り方~
1.梨には4つに切って芯を取り、皮をむいて鍋になるべく重くならないように置く。
2.水(梨がかぶる位)と砂糖を加えて中火で煮る。
3.沸騰したら火を弱火にし、10分ほど煮る。
4.赤ワインを加え、さらに10分程煮る。(一晩ほどおくと色もキレイになります!)
5.冷蔵庫で冷やしてからお召し上がりください。
★『桃』について
中国北西部の黄河上流の高山地帯が原産地とされています。日本では、桃の存在を示す桃核(種)が、縄文時代後期の地層から発見されたそうです。弥生時代後期には栽培種が伝来し、各時代を通じて愛されていたみたいですね。昔の『桃』は、それほど甘くなく、主に薬用・観賞用とされていました。又、祭祀にも用いられ、祭祀遺物と伴出することもありました。平安時代から鎌倉時代には、【水菓子】と呼ばれ、珍重され、明治時代からは、奄美の強い品種が輸入され食用として広まった。
又、“もも”の語源には諸説あり、
・「真実(まみ)」より転じたという説
・実の色から「燃実(もえみ)」より転じたという説
・多くの実をつける事から「百(もも)」とする説
等があるそうです。
ちなみに『桃』の花言葉は・・・
【天下無敵】【チャーミング】【私はあなたのとりこ】
など、強そうな言葉から、かわいい言葉まで広い意味があります。(ノ゚ο゚)ノ オオオォォォ-
★『桃』のおいしい食べ方(アレンジ)
桃ゼリー
~材料(2人分)~
・桃 1個
・牛乳 250ml
・練乳 大さじ1~2杯
・粉ゼラチン 5g
・ミントの葉 適量
~作り方~
1.皮ごと包丁を入れ、種に沿って一周切り込みを入れる。
2.両手で優しく挟むように持ち、左右に優しくねじる。
3.種を取り、皮を剥き、ザク切りにする。
4.鍋に牛乳、練乳を入れて火にかける。
5.煮立ったら火を止め、ゼラチンを加えて溶かす。
6.鍋底に氷水を当て、混ぜながらトロミが付くまで冷やす。
7.トロミが付いたら桃を加えてひと混ぜし、器に入れて冷蔵庫で冷やし固める。
8.固まったらミントの葉を添えてお召し上がりください。
『梨の赤ワインのコンポート』『桃ゼリー』一度お試しくださいませ。
次回の『くだもの!!Part.3』にもご期待下さい。(o^-‘)b
記事担当:有楽グループ 東浜店 笹原