「芸術は爆発だ」
岡本太郎さんの言葉です。
全身全霊が宇宙に向かって無条件にパーッとひらくこと。
それが爆発だ。
人生は本来、瞬間瞬間に、無償、無目的に爆発しつづけるべきだ。
いのちの本当のあり方だ。
私はこの言葉を聞いて「ちょっと何言ってんだか分かんない。」と思う凡人ですが、最近(春~夏にかけて)は様々な芸術に触れる機会が結構ありまして、ほんの少しだけ、自分の中の何かを爆発させてきました。
ちなみにその何かが何なのかは自分でも分かりません。凡人なので。
そんな私の芸術体験を紹介してきたいと思います。
まずは『楳図かずお大美術展』。
『漂流教室』『まことちゃん』などが代表作の漫画家で、バラエティ番組などでもたまに見かけます。
赤と白のボーダーシャツをいつも着てる人。
私は楳図さんの絵がとても好きなので、どうしてもこの展覧会に行きたくて、7月に名古屋テレピアホールに行ってきました。
どんな絵かと言いますと、
どうですか、素敵過ぎませんか。
絵のタッチや色彩もそうですが、描いているモチーフ、テーマ、その全てが素晴らしいと思います。
この展覧会では、大きな絵がズラ~っと並んでそれが1つの物語になっている様は壮観でした。
お土産に「グワシピンバッチ」を買いました。
お気に入りです。
次に紹介するのは、こちら。
『勅使川原三郎 新作ダンス ワルツ』
ジャンル分けすると『創作ダンス』になるんでしょうかね。
私は全然詳しくないですが、その道ではかなり有名なダンサー・勅使川原三郎さんのダンス公演です。
こちらも7月に愛知県芸術劇場に観に行ってきました。
バレエは観に行った事あるんですが、こういった創作ダンスは初めてでして、とても迫力がありました。
勅使川原三郎さんは私(アラフィフ)より結構年上のはずなのですが、あの運動量と身体のキレ、軽快な動き。素晴らしいです。
ダンスは詳しくないので、このダンスで何を表現しているのか、などは分かりませんが、芸術ってのは自分が感じたまま感じれば良いんです。
1時間ほどの公演でしたが、とても良かったです。
そして最後に紹介するのは・・・
『舞台 千と千尋の神隠し』です。
8月13日(日)今年の御園座公園の初演に行ってきました。
まあ、これも芸術の括りで良いでしょう。
この舞台、昨年も各地でやったんですが、名古屋公演含めチケットがかなり争奪戦でして、全くチケットが取れませんでした。
転売ヤーが高値で売ってましたが、そんなところからは買う気になれず、観に行くのを諦めたのですが、なんと、今年は名古屋公演のみ再演する、という事で(2024年は日本の数か所とロンドン公演が決定)、何としてでもチケットを手に入れようと気合いを入れて臨んだところ、割とあっさりと取れました。よっしゃ。
後々聞くと今年もかなりの倍率の争奪戦だったらしく、またまた転売ヤーが暗躍してるみたいですが、私は運が良かったですね。
定価で買う事ができました。
10月のクロマニヨンズのライブも当たったし、今年はチケット運が良いです。
この勢いで宝くじ当たらないかな。
去年の公演は演者がコロナに感染し中止も多かったのでそこが心配でしたが、無事鑑賞する事ができました。
私が観た回のキャストはこんな感じ。
どの演者さんも素晴らしかったですが、特に夏木マリさんの迫力はハンパなかったですね。
物語は原作に忠実で、あの場面や登場人物をこんな風に表現するのか、とか、舞台ならではのセットの転換、生の声の迫力、などなど素晴らしい舞台でした。
今年の初日だったから?か、カーテンコール時に主要キャストの挨拶もあり、最後まで盛り上がりました。
頑張ってチケット取って良かったです。
上白石さんバージョンでも観てみたいですね~。
そんなこんなで、これからもいろんな芸術に触れて、「芸術は爆発だ」、岡本太郎さんの言ったその言葉の意味を少しでも理解したいと思います。
東浜情報局は毎月5日&19日更新です
記事担当:東浜店 服部