有楽ファンの皆様、こんにちは!
駅前情報局の時間がやってまいりました!
前回の『秋バテ』に続き果物のちょっとしたマメ知識を紹介したいと思います。
早速ですが、
この果物を見比べて違いがわかりますか?
イチゴがちょっと大きいのはお許し下さいネ。
一目見てわかった方は素晴らしいですね♪
地面で栽培? 木で栽培? 冷やす?
違いますねぇ~。
1枚目の果物は【追熟タイプ】
2枚目の果物は【成熟タイプ】です。
すぐに気が付いた方は “素晴らしい” としか言いようないです!
なんせあのハ○シ先生ですら初耳だったことですからね。
自分もわかりませんでしたが・・・。
成熟・追熟とは・・・
果実が樹に着生したまま食べごろまで待つことを「成熟」、
果実がいったん樹から切り離された後に食べごろまで待つことを「追熟」といいます。
いろいろな果物の成熟と追熟
『成熟』
完熟したものを採取し、その直後が食べごろのもの
ぶどう いちご 日本なし 桜桃 びわ等
『追熟』
1.樹に着生しているときには完熟せず追熟により初めて食べごろになる
せいようなし キウイ メロン パパイヤ マンゴー
2.未熟のものを輸送などの追熟期間を経て食べごろにさせる
ばなな もも すもも
3.収穫後一定の期間経過したほど食べごろになる
なつみかん はっさく いよかん ぽんかん 温州みかん グレープフルーツ 柿
等があります。
じゃあ 食べごろはいつ??ってなると思いますよね。
メロンの場合はお尻が少し柔らかくなってきたり、
臭いが強くなってきた時というのはよく聞くと思いますが、
もっと簡単に食べごろがわかる方法があります。
メロンのヘタの片方がしおれて来たら食べごろです!
これならわざわざ触らなくても、臭いをかがなくてもOKです。
追熟前
追熟後
ちょっと意外だったのがキウィです。
キウィは皮を軽く押して弾力があるくらいの柔らかさが1番の食べごろだそうです。
柔らかいと不安になりますがそこがベストだそうです。もうちょっと固めのイメージがありました。
全部紹介すると大変な量になってしまうのでこの辺にして、みなさんお気づきですか???
大事なあの果物が紹介されていないことに!!?
そうです!『りんご』です。
リンゴは基本的には追熟させる必要がないのですが、
他の果物と違い“早生種” “中生種” “晩生種”
大きく3期に収穫時期があります。
8月~9月、9月中旬~10月下旬、11月~12月とあり収穫時期が違うため、どの品種かによって異なってきます。
そしてリンゴには果物を美味しく追熟させる効能があります。
早く追熟させたい場合は、りんごを一緒にビニールに入れておくとよいでしょう。
りんごが発するエチレンガスで追熟を促すことができます。
りんごは品種によってエチレンの生成量に違いがあり、生成量の多い品種のほうが効果期待できます。
「ふじ」や「シナノゴールド」は生成量が少なく、逆に多いのは「つがる」や「きおう(黄王)」などです。
また「王林」や「ジョナゴールド」はふじに比べると多めです。
今回は『秋映』でやってみたいと思います。
左がリンゴと一緒に右は柿のみで実験してみました。
どうでしょう?
ちょっとわかりにくいですかね??
触ると全然違うのは分かるのですが・・・。
もうちょっと見た目に変化がでると思ってました。
秋映は名前が載っていなかったのでもしかしたらエチレンが少ないかもしれません。
勉強不足ですみません。
ということで切ってみました。
切ったら一目瞭然でした。これならきっと美味しいはずです。
みんなんで美味しく頂きました♪
まだまだ知らない事が多く果物一つとっても研究不足です。
これからもお客様に満足していただけるように、色んな事を研究し発表していきます。
お暇なお時間ございましたら是非1度お立ち寄りくださいね。
記事担当:駅前店 小澤