8月も終わり、とうとう9月に突入です。
まだまだ残暑が厳しいので皆さんも体調にはくれぐれもお気を付けて。
さぁ9月といえば秋です。秋といえば「○○の秋」とよく言われます。
みなさんご自身にあてはまる『○○の秋』は何ですか?
この質問に対し、『食欲の秋(味覚の秋)』(61.4%)と答えた人がトップ。
『行楽の秋』(31.8%)、『読書の秋』(29.5%)、『旅行の秋』(26.3%)
『スポーツの秋』(22.9%)という結果に。『睡眠の秋』なんてのもあるそうで。
やっぱりみなさんは『食欲の秋』ですね!私ですか?私は『芸術の秋』です。
秋に食べたいモノは何ですか? 20歳以上の男女に聞いたところ
「秋刀魚(サンマ)」(69.0%)と答えた人が最も多く、次いで「梨」(50.0%)、
「新米」(49.5%)、「栗」(46.3%)、「松茸(マツタケ)」(44.6%)だそうです。
ちなみに秋刀魚の由来は「秋に獲れる刀のような形をした魚」だそうで、大正時代から
らしいので、まだまだ新しい言葉なんですね。
夏目漱石は『吾輩は猫である』のなかで「三馬」といっています。
秋の食材には色々な格言がありますがみなさんはご存じですか?
『香り松茸、味しめじ』『秋サバは嫁に食わせろ』『秋ナスは嫁に食わすな』等々あります
が意味を調べてみると、へぇってなりましたが書くと長くなるので興味があったら自分で
調べて下さい。知っていて損はないと思いますから。
てなわけでちょっと為になることを。
この絵は何かわかります??秋の七草です。
七草というと「春の七草」「七草粥」を思い浮かべると思いますが
元々の「七草」は秋の七草で、正月1月7日に食べるのは「七種」と書くそうです。
秋の七草は
おみなえし おばな(ススキ)ききょう なでしこ ふじばかま くず はぎ
「おすきなふくは」?って覚えると簡単ですよ。
春の七種と違い、秋の七草に直接何かをする行事は特になく、秋の野の花が咲き乱れる
野原を「花野」(はなの)といい、花野を散策して短歌や俳句を詠むことが古来より行われ
ていたそうです。秋の七草はそれらを摘んだり食べたりするものではなく観賞するための
ものなので間違えて「秋の七草粥」を作ったりするとお腹を壊すかもしれませんよ。
こっちが春の七草です。
せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ
この七種も「ななくさ」と読み、一般的には正月のものを七草と書くようになり、現在
では元々の意味がわからなくなり、風習だけが形式として残っていて、
人日の風習と小正月の風習が混ざり、1月7日に「七草粥」が食べられるようになったら
しいです。この7種の野菜を刻んで入れたかゆを七草がゆといい、邪気を払い万病を除く
占いとして食べる。呪術的な意味ばかりでなく、御節料理で疲れた胃を休め、野菜が
乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能があるそうです。
最近、まったく食べてないなぁ・・・。実家に居たころは毎年食べていたのに・・・。
今度のお正月はスーパーで買ってきて作ります。
さらに夏の七草
戦時中の食糧難の時節にも食べられる植物として、以下の7種類を「夏の七草」に
アカザ、イノコヅチ、ヒユ、スベリヒユ、シロツメクサ、ヒメジョオン、ツユクサ
これならお粥を作って『夏の七草粥』よさげじゃないですか??暑さやクーラーに
やられて疲れた体や胃には優しいかもしれませんね。作ってみて調子が悪くなっても苦情
は受け付けませんよ!!とまぁこんな感じでプチ雑学でした。冬の七草はありませんでし
た。残念!!!ではっ!
私は『芸術の秋』と言ったので私の芸術作品を一つ紹介します。
どうです?!上手いでしょ?!ちょっと加工して文字を入れてみました。
好き嫌いせずに食べ物に感謝して美味しく頂きましょうね。
食欲の秋だからといって暴飲暴食にはくれぐれも気を付けて、まだまだ暑い日が続くと
思うので水分をしっかり取って熱中症対策もお忘れなく。
また機会があれば私の芸術作品を載せたいと思います。
こんなの描いて欲しいというリクエストもお待ちしてまぁす。
記事担当:駅前店 小澤