皆様こんにちは。阿野店情報局です。
明日10月15日は京都競馬場で「G-Ⅰ秋華賞」が開催されます。
3歳牝馬の最後の一冠を懸けた一戦です。
今年の注目は春に二冠を制し、三冠目に期待がかかる「リバティアイランド」。
当日は断然の1番人気が予想されます。
桜花賞とオークスはどちらも圧倒的な強さで勝利しています。
私も勿論リバティアイランドが本命です。
秋華賞を勝ってジャパンカップや有馬記念の出走を今から楽しみにしております。
さて今回はリバティアイランドがこれから挑戦する三冠を、見事達成した歴代の名牝たちを紹介したいと思います。
1986年 メジロラモーヌ
生涯戦績:12戦9勝[9-0-0-3]
この時は三冠目のレースが秋華賞ではなくエリザベス女王杯でした。
牝馬三冠レースとトライアルレースを全て勝利したのはメジロラモーヌ1頭だけ。
今では直行が当たり前になってきましたがメジロラモーヌは全てのトライアルレースに参加し全て勝利してきました。
その年の有馬記念を最後に引退し繁殖牝馬として余生を送りました。
2003年 スティルインラブ
生涯戦績:16戦5勝[5-2-1-8]
メジロラモーヌ以来、17年ぶりに牝馬三冠を獲得したのがスティルインラブです。
秋華賞か開催され現行の形になってから初の三冠牝馬を達成した馬です。
その年のエリザベス女王杯は惜しくも2着になりましたが最優秀3歳牝馬に選ばれました。
しかしその後は燃え尽きたのか勝利する事が出来ずにそのまま引退を迎えます。
2010年 アパパネ
生涯戦績:19戦7勝[7-1-3-8]
阪神JFを勝利してその年の最優秀2歳牝馬に選ばれます。
三冠初戦の桜花賞も勝利しオークスに参戦するのですが最後の直線で前を走っていた馬に後方から迫ると2頭が並走し、そのままゴール板を通過しました。
約15分にも及ぶ写真判定の結果は1着同着でした。
秋華賞も勝利し三冠を獲得しました。
古馬になってからはヴィクトリアマイルの1勝だけですが引退するまでに五つのG-Ⅰタイトルを手に入れました。
2012年 ジェンティルドンナ
生涯戦績:19戦10勝[10-4-1-4]
圧倒的な存在感で牝馬三冠を獲得した父ディープインパクトの代表産駒。
秋華賞では、2着の馬と激しい接戦の末、ハナ差で勝利。
次走挑んだジャパンカップでは前年の牡馬三冠のオルフェーブルと激闘を繰り広げましたがここでもハナ差で勝利します。
この勝利は3歳牝馬初となるジャパンカップ制覇という快挙となりました。
ラストランとなった有馬記念でも勝利し有終の美を飾ることが出来ました。
2018年 アーモンドアイ
生涯戦績:14戦10勝[10-2-1-1]
私が競馬を本格的に始めるきっかけとなった思い出の競走馬です。
現地観戦した秋華賞では最終コーナーでまだ後方待機。
先頭ははるか前方だったので半ば諦めていましたが他の馬が止まって見えるかのような異次元の鬼脚を繰り出し直線だけで全て抜き去り見事勝利しました。
快進撃は続きその年のジャパンカップではこれまでのワールドレコードを大きく更新しての勝利。年度代表馬にも選ばれました。
2020年のジャパンカップでは史上初となる三冠馬同士の激突。
同年の牡馬三冠のコントレイルとこの後紹介するデアリングタクトとの新旧三冠馬戦は日本中の競馬ファンが注目した世紀の一戦となりました。
見事勝ち切りターフを後にします。
また一頭におけるG-Ⅰタイトル獲得数を9個に更新する快挙も達成しました。
2020年 デアリングタクト(現役)
戦績:13戦5勝[5-1-3-4]
デビューする前は中々買い手が付かない程の低評価で格安の価格で落札されます。
しかしデビュー戦で勝利するとその勢いのまま桜花賞を勝利。
僅か3戦でG-Ⅰタイトルを獲得します。
オークスも勝利し最後の一冠を懸けた秋華賞では出遅れながらもあっさりと勝利し史上初となる無敗の三冠牝馬となりました。
その後は中々勝つことが出来ず、また靭帯炎を発症し長期休養を余儀なくされ引退も囁かれましたが未だ現役で頑張っています。
復活を沢山のファンが心待ちにしております。
以上歴代三冠牝馬の紹介でした。
7頭目の三冠牝馬が誕生するのかとても楽しみな一戦です。
レース当日は現地で応援したいと思います。
記事担当:阿野店 神谷