朝晩めっきり涼しくなって、もうそろそろ年末に向けて慌ただしくなってきますね。
もう晩秋に差し掛かっていますが、今回は秋の夜長に…映画鑑賞なんていかがでしょう?
という事で、しばし超個人的嗜好の映画のお話にお付き合い下さい。
さて、映画というと、初めて映画館で観たのは小学生のころ。
「プロジェクトA」ご存知ジャッキーチェン、サモハンキンポー、ユンピョウの3人が豪華共演
教会?の鉄塔からのダイブは凄かったです!テーマソングも流行りましたね。
言葉は分かりませんがそれっぽく歌っていました。
(ごっつええ感じの兄貴コントで今田が歌った時は涙出るほど笑いました)
とまあ、そのころはカンフー映画にどっぷりで、友達と木人拳ごっこしていました。
そんな普通の少年はある映画と出会い、映画好きへと変貌を遂げます。
その映画とは…
「ブルース・ブラザーズ」監督ジョン・ランディス、主演ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド
ハチャメチャなロードムービーなのですが、曲が凄い。
教会の牧師ジェームス・ブラウン、楽器屋レイ・チャールズ、街のダイナーの女主人アレサ・フランクリン
孤児院の管理人キャブ・キャロウェイ、路上ミュージシャンにジョン・リー・フッカー
観た当初はこの凄いメンバーを知りませんでした。ただただ、底抜けにバカバカしく、楽しい音楽映画だったんです。
それがDVDで見た時に、TV放送ではカットされたシーンとか、字幕での本人の声とか衝撃でホント何回観ても面白く、
DVDも持っていますが、特典映像まで全て見たのはこの映画くらいですね。
そこから、吹替なしの字幕がいい!と映画の世界に入っていく事になりました。
それから30年近く経ちますが、映画館で、レンタルDVDで、色んな映画に触れました。
今では、ケーブルテレビのムービープラス、チャンネルNEKO、WOWWOWプラスと3チャンネル。
そんな映画三昧のワタクシから、超個人的おススメをご紹介いたします。
注意!!メジャーな映画ではありません。あくまでも個人的嗜好なので、そこはご容赦くださいね。
「過去の無い男」2002年のフィンランドの映画です。
監督:アキ・カウリスマキ、「レニングラード・カウボーイズ」という映画でこの監督を知り、
いくつか見た中で、一番のお気に入りとなりました。
途中、何の脈絡もなく、日本の歌謡曲が流れ、寿司を食べて、日本酒を飲むシーンがありますが、
なんでだろう?と思っていたら、この監督、日本の小津安二郎という映画監督をとてもリスペクトしていて、
その影響みたいです。
独特な話の流れと、ちょいちょい挟まれるユーモアのセンスと「間」がたまらなく好きです。
「パリ・テキサス」1984年の西ドイツ(当時)・フランス合作の映画です。
監督:ヴィム・ヴェンダース、「ベルリン・天使の詩」で知った監督ですが、
なぜかこちらの映画の方がお気に入りです。
ちなみにドキュメンタリー映画「ブエナビスタソシアルクラブ」も大好きです。
パリと言っても、アメリカテキサス州の田舎町パリの事です。映像も会話も表情も、何か堪んないです。
この監督も日本の小津安二郎をリスペクトしていて、「東京画」という作品も撮ってます。
そう考えると、小津安二郎さんって凄い監督なんだな~って改めて思います。
また、機会があれば小津安二郎さんの紹介もしたいな~って思っています。
「パターソン」2016年のアメリカ映画です。
監督:ジム・ジャームッシュ、「コーヒー&シガレット」という映画で知った監督ですが、
「ナイト・オン・ザ・プラネット」と迷いましたが、なぜかこちらの方が心に残ります。
独特の「間」と映像、何もない日常を切り取っただけの映画なんですが、なぜか残ります。
ラストに出てくる永瀬正敏がいい味出しています。
と、まあ、ほぼほぼ共感を得るには、程遠い映画紹介となりましたが、機会があれば一度ご鑑賞頂き、
「つまんね~よ」「わかんね~よ」って反応を頂けるだけでもありがたく思います。
そりゃあね、「ゴットファザー」とか「タクシードライバー」とか「レオン」とか、いい映画ですし好きですよ。
監督もアルフレッド・ヒッチコックとかも大好きですよ。
でもせっかく紹介するなら、中々観る機会のなさそうな方を選びたいじゃないですか。
これキッカケで、ハマるなんてことがあったら素敵じゃないですか。
そんな超個人的嗜好、映画紹介でした。
次回!があれば、今度は邦画を紹介したいと思います。
それではみなさん、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ
(淀川さん風に、って古すぎて誰もついて来れないか~)
記事担当:阿野店 国府