秋は好きです。夏は苦手ですね…春もなかなか体調がよろしくない季節です。
冬も嫌いじゃないんです、でも個人的に秋がいちばん調子がいい…はずなんですが…ここが痛い、こっちも痛い、体が重い(~_~;)
確実に体力は落ちて来ています。
年齢には勝てませんが、みなさんがんばりましょう。
みなさんこんにちは☆今回の住吉情報局は矢野が筆を執ります。
私には今年度受験を迎える息子が2人います。
ちょっと前のことですが、そんな息子とのやり取りで少し「引っかかる事」がありました。
というより、少しムカついた言葉がありまして…今回はその言葉について掘り下げてみて、私なりに考察してみたいと思います。
始めに言っておきますが、これは1人の45歳のただのおっさんの戯言ですので、それを踏まえて頂けたらと思います。
さて、そのムカついた言葉とは?
『とりあえず』
誰でも普通によく使う言葉ですよね。
「とりあえず行ってみる」
「とりあえず生ビール」
「とりあえず一回ここに置こう」
使用例を挙げればきりがありません。
もっと言えば「とりま」(「とりあえず、まぁ」の略)なんてネットスラングまで普及しているぐらいです。
ではこんなありふれた言葉に何でムカついたのか?
実際のやり取りを振り返ってみます。
息:「とりあえず試験(模試?)あるから…」(受けるからお金ほしい)
私:「勉強も準備もしとらんのに?進学するつもり?」
息:「とりあえず…」
私:「さっきからとりあえずって何?」
息:「…」
何となくお分かりいただけましたか?ムカつくんです。
そのムカつくポイントは何だ?それは「とりあえず〇〇」の先がないことです。
「とりあえず」という言葉には、必ずその行動の先があります。
「とりあえず行ってみる(行った先の状況でその後どうするか考える)」
「とりあえず生ビール(1杯飲んでからその他のオーダーをする)」
「とりあえず一回ここに置こう(後でこれは片付けるから)」
その先までの考えが及んでない状況で、「とりあえず」を使うと相手に不快感を与えてしまうかもしれません。
わかりやすい例を挙げると「とりあえず謝っとく」とかどう感じるでしょうか。
あとこんなやり取りはどうでしょう?
部下:「例の件はどう進めますか?」
上司:「とりあえず適当にやっといて」
これはもう最悪です。
「とりあえず」と「適当に」の合わせ技は強烈です。
自分でやるのならともかく、他人の手でやらせる時の何も考えてない人が発する「とりあえず」は最高にムカつきます。
おそらく冒頭の息子に言われた「とりあえず」がこれにあたると思います。(他人の手でやらせる→お金を出してほしい)
ここまでは私の勝手な考えですが、そもそも「とりあえず」はどのような意味なのか。
とりあえず→ほかの事は差し置いて、すぐに現状を変えるために行動するときに用いられる表現。
辞書の説明文から「ほかの事を差し置いて」「すぐに」など応急処置的な場合に使われる言葉なのが分かります。
応急処置だからこそ“本処置”が必要なわけです。
今回の記事を書くにあたっていろいろ調べたら、「とりあえず」の使用は慎重に、特にビジネスシーンでは取扱注意単語のようです。
間に合わせ、何も考えないで、急ごしらえなどの印象を与えてしまうので、よく意味を理解して慎重に使わなければなりません。
「とりあえず」の先を考えないからムカついてしまうのです。
会話の中に出てきた単語のちょっとした違和感が発端で色々考えてしまいましたが、私もめんどくさい性格だなと改めて思いました。
しかし、意味やニュアンスをちゃんと理解しないと、今度は自分が相手をムカつかせる事になっちゃいます。
それと同時に日本語の難しさも感じたところで、今回の情報局は終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき「とりあえず」ありがとうございましたm(_ _)m
記事担当:住吉店 矢野