皆様こんにちは、新田情報局のお時間がやってまいりました。
今回は、将棋を愛し将棋に愛された私、水谷が担当させて頂きます。
ということは、そうです、現在行われている将棋『竜王戦決勝トーナメント』について、
私の見解を少々語りたいと思いますのでお付き合い下さいませ!
と、その前に・・・
将棋界には【竜王、名人、王位、王座、棋王、叡王、王将、棋聖】の8大タイトルがあるのをご存知ですか?
その中でも最も魅力のあるのは、ずばり“竜王”と“名人”でしょう。
“竜王”は、最も賞金が高い序列一番のタイトル戦。
“名人”は、最も伝統のある格式の高いタイトル戦。
名人戦は、A級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組といった、5つからなる階級ごとに、
年間で昇級を争う順位戦というものがあり、名人挑戦権はA級の棋士のみのリーグ戦によって得ることができます。
ちなみに新人棋士はC級2組スタートとなりますので、
いざ名人挑戦権を得るには、最速でも5年は掛かる格式の高いタイトルというわけです。
竜王戦は、1組~6組のランクがあり、各組でトーナメント戦を行います。
そのトーナメント次第でランクアップするのは名人戦と変わりません。
名人戦と違うところは、下位の5組、最下位の6組でも各組のトーナメント戦で優勝できれば、
『竜王戦決勝トーナメント』に出場できるというところです。
つまり、最も序列の高い“竜王”というタイトルは、
たとえ新人棋士でも勝ち続ければ誰でも獲得できる面白さがある!!!!!
・・・という訳で、今回2022年度の『竜王戦決勝トーナメント』について語ることに至ったのです。
現在の竜王タイトル保持者は、我らが愛知県出身の藤井聡太竜王!!
そして彼に挑む者こそが2022年度決勝トーナメント優勝者となります。
では記事を書いている現在、経過はどのようになっているのでしょうか・・・
なんと!最年少棋士の「伊藤匠五段」が、佐々木大地七段と大橋貴洸六段に連勝!!
いやいや、負けた佐々木七段と大橋六段も若手ながらも相当な実力者ですよ!?
それなのに、危なげない内容で勝利しています。
※伊藤匠五段の紹介記事は、ぜひこちらもご覧ください!
しかしながら藤井竜王も、かつてこのトーナメントには4度も行く手を阻まれています。
下位の組ほど過酷なトーナメント戦、これが特徴であり醍醐味です。
その為、去年までは藤井竜王に毎年注目していましたが、
今年からは藤井竜王と同年の伊藤匠五段が代わりに盛り上げてくれそうです。
今年の竜王挑戦者は、順当であれば「永瀬拓也王座」が最も有力ですが、
なにせ決勝までは1回勝負なので、何が起こるか分かりません(;^ω^)
皆様もぜひご注目くださいね。
記事担当:新田店 水谷