皆様こんにちは、新田情報局です。
先日、小3の息子が宿題をやっていました。
漢字スキル、いわゆる漢字ドリルの指定されたページの例文を漢字ノートに写すという内容でした。
その例文の中に、“受ける”という言葉が出てきて、「どういう意味か分かる?」って聞いたら、
息子は真剣な眼差しで自分を見て間髪入れずにこう答えました。
「おもしろいってこと~??」
いやいや、まさかの返答に大爆笑でした。
「それ“受ける”じゃなくて“ウケる~”だから!」
天然なのか純粋なのか、とりあえず二人でしばらく笑っちゃいました。
さて皆様、昨年のこの時期に書いたこちらを覚えていますか?
2021年も残すところあと僅か…そうです!これ!『第66回 有馬記念』です!!!
今年は12月26日(日)に開催され、この記事がアップされる前日にファン投票締切。
全国の競馬ファンの方々の夢と希望が集結、1年を締めくくる年末恒例のBIGレース。
『有馬記念』というレースの詳細は、昨年の記事で触れていますので割愛させて頂きますが、
昨年2020年のレースは皆様ご覧になりましたか?
史上最多のファン投票数1位だったクロノジェネシス(牝)が激闘を制し、期待に応えて見事に優勝を飾りました。
そしてファン投票29位だったサラキア(牝)がギリギリまで溜めていた鬼脚を繰り出し、
直線では前にいた馬たちを一気に抜き去って2着で入着。
牝馬がなかなか勝てないといわれている『有馬記念』ですが、
史上初の牝馬ワンツーフィニッシュという結果になりました!
2021年の『有馬記念』では果たしてどんな展開が待っているのか、今からドキドキが…?!。
ただ、競馬に興味がある方はご存知だと思いますが、
昨年の覇者クロノジェネシスは連覇がかかっていると同時に、今回の『有馬記念』を最後に引退、ラストランとなります。
いざ振り返ってみると、今回のクロノジェネシスと同様、『有馬記念』を最後に引退した名馬たちが数多くいます。
その中でも、ラストランを見事に勝利して花道を飾った歴史的名馬たちがいますよね。
せっかくなので、何頭か独断と偏見でピックアップして簡単にご紹介します。
ラストランの映像もそれぞれあるので、ぜひ思い出しながらご覧下さい。
■「オグリキャップ」
“芦毛の怪物”と称されました。
地方競馬(笠松)出身で、故障やトラブル、過酷なローテーションの中で幾度となく不振に陥るも復活を成し遂げ、
1990年の有馬記念で若き天才・武豊騎手を背にラストランを有終の美で飾り、惜しまれながらターフを去りました。
■「トウカイテイオー」
“奇跡の名馬”と称されました。
「皇帝」と呼ばれた七冠馬シンボリルドルフの初年度産駒で、現役中には4度の骨折をしながら何度も復活、
前年の有馬記念出走から中364日での休養明けで1993年の有馬記念出走、
JRA史上最長記録のGI勝利という偉業を成し遂げました。
翌年も現役続行の予定でしたが、ケガの回復が芳しくなく、実質1993年の有馬記念が引退レースとなりました。
■「ディープインパクト」
“英雄”と武豊騎手が自ら提案。
言わずと知れた常識外れのケタ違いな強さで新馬戦から引退まで駆け抜けた誰もが認める絶対王者であり、
生涯成績は圧巻の一言。種牡馬入りしてからも名馬を数多く輩出。
武豊騎手がインタビューで「走っているというより飛んでいる感じ」、
ディープの良さは?に「負けないところです」と答えたのは有名。
2006年の有馬記念、ゴール前残り200mを一度も鞭を入れることなく余裕で流しての3馬身差、
たくさんの拍手と声援に応えて有終の美を飾り、引退式では5万人のファンに見守られながらターフを去りました。
■「オルフェーヴル」
“金色の暴君“と称されました。
暴れん坊で騎手を振り落とすほど気性が荒かったですが、陣営の努力と主戦の池添騎手の教えにより能力開花。
クラシック三冠制覇をはじめ、フランス凱旋門賞で2年連続2着は未だに超すことができない偉大な歴史的快挙。
ラストランとなった2013年の有馬記念では、ライバルたちを置き去りに8馬身の大差をつけ圧倒的な強さで完全勝利、
大歓声が沸き起こる中で有終の美を飾りました。
個人的には、やんちゃぶりさえ出なければ、歴代の名馬の中で一番強いと思ってます。
■「リスグラシュー」
牝馬初の春秋グランプリ(宝塚記念&有馬記念)制覇を成し遂げた名牝。
通算22戦して掲示板を外したのは2回のみ。
早くから高い能力を発揮していましたが、ハーツクライ産駒らしく古馬になってから完成度が充実。
記憶に新しいラストランとなった2019年の有馬記念では、女王アーモンドアイとの初対決を制し5馬身差の圧勝、
GI3連勝という形で有終の美を飾りました。
全頭紹介しきれないですが、
この他にはシンボリクリスエス、ダイワスカーレット、ジェンティルドンナ、キタサンブラックがいます。
興味がある方は、それぞれの名馬たちの生涯を調べてみて下さい。
新馬デビューしてから引退を迎えるまで、1頭1頭それぞれの時代でいろんなドラマがあったんだと知ることができます。
来たる2021年12月26日(日)、クロノジェネシスは果たしてラストランを有終の美で飾れるのでしょうか?
個人的には、結果どうこうよりもトラブルや故障などなく、
競走馬としての使命を全うし無事にターフを去ってほしいと願うばかりです。
阿野店の自称馬券師はケチをつけそうですが、
今回の『有馬記念』、自分は人馬共にずっとお気に入りのこの子を応援したいと思います。
記事担当:新田店 小久江