皆様こんにちは!新田店情報局です。
最近私は、このボタンを押したくて押したくて、休みの度に必修科目の戦車道を受講しています。
がしかし、未だに押せていません…。皆さまはもう押しましたか?
そんな押せない気持ちを紛らわす為に、また新作漫画を導入いたしました。
というわけで、漫画コーナーのリフォーム第五弾です。
今回もサブカルの匠こと私、大神が担当させて頂きますので宜しくお願い致します。
最初にご紹介するのはこちら。
『春の呪い』
作者は小西明日翔さん、つい最近2021年の5月22日から、テレビ東京系列でドラマ化もされていました。
ドラマの方は原作とちょっと内容が変更されていたみたいですが、
今回は漫画の方でご紹介ということで、原作のあらすじを紹介させて頂きます。
主要人物は、主人公の立花夏美、その妹である春、春の親同士が決めた婚約者の柊冬吾の三人。
物語の始めは、妹の春がガンで亡くなるところから始まります。
春が亡くなった後、姉の夏美が冬吾と交際する事になるのですが、春が大好きだった夏美は、
春が好きだった冬吾と交際することに罪悪感を感じるという何とも言えないストーリーです。
資産家の息子である冬吾は政略結婚で春と婚約しますが、元々姉の夏美が気になっていて、
夏美はギクシャクした家系の中、妹である春だけが生きがい。
それを、結婚という形で奪った冬吾の事を恨んでいる。
しかし春は、政略結婚とはいえ冬吾の事が好きであり、
冬吾が気になっている夏美の事を鬱陶しいと思っているという、これまた見事な三角関係。
それが、春の死後、SNSを通じてやっと本当の気持ちが分かるという、
とにかく後味が悪いというか何というか全体的に陰鬱な空気が漂う作品。
なのですが、二人ともとにかく真面目で不器用な為、幸せになって欲しいと応援するばかりです。
登場人物の気持ちに共感するとゾッとする場面も多々あるし、少しホラー感もある、
一風変わった作品ですが全二巻で完結するので、一気に読めるオススメ作品です。
『夏目アラタの結婚』
作者は、『医龍』『幽麗塔』といったヒット作を生み出した乃木坂太郎さん。
主人公は夏目アラタ、職業は児童相談所職員。
自身も問題のある家庭に生まれ、
そんな中、児童相談所職員として、子供の虐待や育児放棄などといった問題に日夜取り組んでいたところ、
バラバラ連続殺人の被害者の息子・卓斗が、アラタの名を騙って連続殺人犯・品川真珠と文通をしていたことから、
卓斗に彼女と面会するようにお願いされます。
目的は、殺害されまだ見つかっていない卓斗の父親の頭部の隠し場所を聞き出すことです。
この時点でかなりぶっ飛んだお話ですが、熱血漢のアラタはその面会場所でもっと話を聞き出すために、
「俺と結婚しよーぜ!!」となるわけです。
獄中結婚から始まる恋愛サスペンス。
最初は、目的だったはずの結婚も、真珠の生い立ちを聞いて自分と同じ問題のある家庭だと知ったアラタは、
真珠の事も助けようとする。
他に類を見ないお話の為、正直予想が追いつきません。続きがめちゃくちゃ気になる一作です。
『よふかしのうた』
作者は、『だがしかし』という駄菓子の漫画で有名なコトヤマさん。
あらすじは、不登校の中学2年生夜守コウがある日、初めて誰にも言わずに夜一人で外に出る。
昼間とは違う世界に心地よさを感じる中、コウは吸血鬼である七草ナズナと出会う。
コウは吸血鬼になりたいと頼むが、それには吸血鬼に恋をする必要があった。
こうして、コウはナズナに恋するために、毎日夜ふかしをするのであった。(wiki参照)
人生のうちに一度くらいは、「夜ふかししないで早く寝なさい」って言われたこと、誰しもがあると思います。
でも、子供のころの夜ふかしって、何だかワクワクドキドキしますよね。
そんな気持ちが作品にはちりばめられていて、言葉にしづらいですがとても良きです。
タイトルは作者のコトヤマさんが好きなヒップホップユニット“Creepy Nuts”の楽曲、
「よふかしのうた」からとられたそうです。コラボPVもYouTubeにて公開されています。
恋ってなんだ?どこからが恋なんだ?という甘酸っぱい疑問を、中学生と吸血鬼が繰り広げる、
よふかし恋愛ストーリーです。個人的に絵のタッチも好きなのでかなりオススメです。
以上、新田店の漫画コーナーに入荷した中でもオススメ3作品を取り挙げました。
意図せず、ちょっと変わった恋愛漫画三作となりましたが、
恋愛漫画をあまり読まない自分でも面白いと感じる漫画ですので、苦手な方にもおすすめです。
もちろんこの他にも取り揃えております!
それでは、リクエスト等は随時受け付けておりますので、お近くのスタッフまで宜しくお願い致します。
記事担当:新田店 大神