森岡情報局をご覧頂き、ありがとうございます。
突然ですが、こちらの写真はなにか分かりますか??
このダンボールは、実際に災害時に避難所で使用された事があるパーテーションです。
広さは大体、大人2~3名が寝ころべる程度のスペースです。
と言っても避難所によってもう少し広かったり、形・素材が違うものを使用する事もあるようです。
今回の森岡情報局は3月11日公開ですが、10年前の3月11日、東日本大震災が起きました。
当時、学生だった自分は名古屋にある実家に居た時に地震が起きました。
実家のある地域は震度3だったと思いますが、今までの体験した震度3の地震に比べて、
なにか嫌な揺れ方というかなんとも言えない感覚で、
一緒に家に居た祖母に初めて、「机の下に入って!」と言った記憶があります。
あれから10年間、熊本県や北海道など各地で大きな地震がありました。
地震だけではなく、台風や集中豪雨などの災害も数多くありました。
自分が住んでいる東海地区には南海トラフ地震による被害が予想されており、
2018年1月1日を基準にして今後、30年以内に南海トラフ地震が発生する確率は70~80%と言われています。
今回は、この機会に災害時に必要な行動などを学習するため、大府市にある「DAIWA防災学習センター」に行って来ました。
先程のダンボールのパーテーションも、この「DAIWA防災学習センター」に展示されているものになります。
「DAIWA防災学習センター」は令和2年9月1日に開館した防災について体験・見学ができる施設になっています。
体験・見学ができる内容は、
1.防災学習コーナー
防災学習コーナーには、さまざまな箇所に貼られたQRコードをタブレットで読み取ると、
クイズが出てきて、防災知識を高める事ができます。
お子様向けに全てひらがなになっている問題もたくさんあるので、家族で楽しむ事もできます。
2.火災コーナー
火災コーナーには、非常ベルなどの消防設備について学習する事ができます。
その他にも、避難する際や避難所で役立つものが紹介・展示されています。
3.水害ライブステージ・地震ライブステージ・大府のへそ
水害・地震ライブステージでは、映像で過去の大府市の災害時の様子を振り返ったり、
地震が発生した際に注意する事を学習できます。
大府のへそでは、さまざまな災害に関するハザードマップで危険な地域を確認できます。
4.水害体験コーナー
水害体験コーナーでは、冠水した道路で止まってしまった車の水圧で重くなるドアの重さを体験できます。
また、冠水道路歩行体験では、足元が見えない道路を歩く疑似体験ができます。
(新型コロナウイルス対策の為、冠水道路歩行体験は休止中でした。)
5.地震体験コーナー
地震体験コーナーでは、振動実験ルームで、部屋が揺れる様子や、家具を固定する重要性を学習する事ができます。
6.屋外体験コーナー(団体のみ)
屋外体験コーナーは団体(10人以上)のみ、消火器体験や煙避難を体験する事ができます。
(新型コロナウイルス対策の為、消火器体験や煙避難体験は休止中です。)
体験・見学を通して、いくつか間違った防災知識があったり、
万が一の事態に陥った時の行動など、多くの事を学ぶ事ができました。
その中でも今回、1番学んだ事は避難所へ避難した後の避難所生活の大変さです。
そして、避難所生活で困らない為にも、準備の大切さがとても重要であると学びました。
火災コーナーで備蓄品の紹介がされていましたが、
「DAIWA防災学習センター」でも頂ける「大府市防災ガイドブック」によると、
・食料品は缶詰やレトルト食品など非常食を3日分から7日分
・飲料水は大人一人当たり1日3リットルをこちらも3日分から7日分
これらを、実際に森岡店に置いてある景品の防災グッズで、3日分を用意してみました。
7日分となると倍の量を用意しないといけません。
そして、その他にも懐中電灯やラジオ、食器類や衣類などが必要になります。
とてもすぐに用意できる量ではありません。
実際に災害時には、家にあっても避難するまでに用意する事ができないほど急を要する事が多いので、
落ち着いて行動をする為に、予め用意出来るものをしておくことが命を守ることに繋がると思います。
有楽森岡店にも景品として防災グッズを多数取り揃えておりますので、
まだ備蓄品を用意していない方や、気になるアイテムがある方のご来店を、この機会にお待ちしております。
☆森岡情報局毎月11日&25日更新☆
記事担当:森岡店 岩井