あぁ確かに、その通りだと何度も頷いてしまいました。
結局のところ、大切なのは第一印象ですよね。
「あいさつ」だけではその人の能力は計り知れないのかもしれませんが、
しかし一方で、第一印象の良くない人って、結果的にその後もあまり良い関係性にならなかったりします。
そういう意味では、新美さんのおっしゃる「頼れる人」にあいさつを求めるのは、至極必然という気がいたします。
さてさて、今回の新美さんからのお題は、傾向が変わってこんなご質問。
「全店舗がそれぞれ違ったコンセプト&ゴールを掲げているので、
各店舗の取り組みもそれぞれですが、ここ最近のハピプロに関する取り組みで、
これはぜひ今一度全員に伝えておいた方がいいなと思う事あったら聞かせてください。
カワサキ的には実はこんなうれしい事や発見や効果があった!みたいな事が聞きたいです」
ということでした。
では早速、ちょうど今月あった嬉しいことを含めて、ご報告をさせていただきますね。
各店舗とも大変個性的で、魅力的なコンセプトの元、ハピプロを活用した店舗づくりをされています。
その活用は今や多岐に渡っており、例えば店舗の総力を上げて行われる「デコレーションコンテスト」と、
一人ひとりのセンスがぶつかりあう「デザインコンテスト」は中でも素晴らしいです。
店舗のコンセプトを大切にする姿勢はもちろん素晴らしいと思いますが、それだけではなく、
皆さんに「コンセプト」というものを意識してモノづくりをしたり、アウトプットをしたりという
「クセ」がついてきているところが、一番素晴らしい!!と思うのです。
何を考えるにも、作るにも、“何故そうするのか?何を伝えたいのか?”という
「コンセプト」の根幹を支える思考が、有楽スタッフの皆さんに根付いてきているのだと感じます。
これはハピプロを行っていて、一番の大きな収穫だと思います。
人材育成、スタッフ教育を土台からじっくりじっくり積み上げてこられたからこそです。
もはや簡単に真似出来ないレベルにまで到達してきていますね。
さぁ次の一手を出すとしたら何が出来るか、と思案を巡らせている時、
店舗ラウンドの際にある店舗からこんな話を聞きました。
「新しく入ってこられたスタッフ(アルバイト)を教育することについて、上手い方法が見つからない」
ということで、更に聞かせていただくとその理由は以下のような点でした。
・役職者が指導することになると、時間を取られるので毎回同じだけのことができているとは言い難い
・教育する役職者の感覚や個性に依存しており、教育内容に一貫性がない
・現場での即戦力を求めてしまうので、ハピプロのようなマインドの醸成が完全ではない
どこのサービス現場でもありがちなことではありますが、
この課題を“ハピプロがあるから”解決できる課題にしたいと考え、3ヶ月店舗ラウンドの機会を使って
その店舗の役職者の方と共に「トレーニングプログラムを作ろう!」ということを密かに始めています。
この「トレーニングプログラム」は、
役職者のトレーニング効率や効果を高めていくためだけのものでは考えておりません。
今日本中がそうであるように、どこでも人材採用が非常に困難となっています。
ですから、この「トレーニングプログラム」は、作って役職者が実行するものではなく、
長年務めてくださっているベテランスタッフの方が新人アルバイトを指導できるような
“指導書”として作っていきたいと考えて始めたものなのです。
なので、その“指導書”のことを、『トレーナーチェックリスト』と今は仮で呼んでいますが、
その名の通り、スタッフによる“トレーナー”というポジションを将来的に作ることはできないだろうか?
という実験でもあります。
これができると、長年アルバイトとして活躍してくださっているスタッフの方々に、
更なるヤル気やハピプロの使命感、現場での責任感を生み出すことが出来るようになり、
ハピプロのプロセスの一歩目ある「自分からやってみよう!」とする積極的な思考のスタッフを
少しでも多く生み出すことが出来ると考えております。
それが将来的に「人材の強い有楽グループ」を作ることとなり、
より一層他の追随を許さないほどの魅力的な企業になっていく、大きな一歩になる!
と、夢は大きく膨らんでおります。
もちろんここまでは新美さんにもお伝えしていることかと存じますが、
とはいえこの企画、始まってから約一年ほど経過しております。
「あれどうなったっけ?」と言われないように、地道に地道に進めてまいりまして、
やっと、今月の店舗ラウンドで一つの成果を発揮したことを確認いたしました!
『トレーナーチェックリスト』の中でも一番肝心な、心の準備とも言うべきハピプロマインド教育である、
「初日オリエンテーション」のパートが完成したので、
一度それを用いて、新人アルバイト2名に指導を行ってみたそうです。
もちろん『トレーナーチェックリスト』を使って指導する役職者は、制作に携わっていない方です。
改良のポイントを探すために使ってもらったそうですが、使用感は非常に良好とのこと!
トレーナー側も、教えることや教える内容・理由が明確なので指導漏れが無くて安心できる
との感想を頂けたそうです!
そしてそれ以上に嬉しかったのは、実際にトレーニングを受けた新人アルバイト2名が
2日目以降の現場作業関係のトレーニングについても、通常より入ってきやすく「馴染みが良い」と感じたそうです。
これは恐らく、この店舗のコンセプト等からにじみ出ているマインドが、
初日のオリエンテーションによってしっかりと伝わったからでしょう。
やはりハピプロで培ってきた「マインド(心)による仕事の仕方やモチベーションをコントロールすること」が
重要であるということの証明になった!!ということに他なりません。
地道な活動ではありますが、『トレーナーチェックリスト』はトレーニング2日目以降の
現場作業関係のトレーニングについても、マニュアル化している最中です。
ハピプロの実施による皆さんの活動・活躍の場が広がる取り組みを
今後も続けて参りたいと考えております!
新美さんへの嬉しいご報告と共に、役職者の皆さんにも知っていただきたく、お知らせいたしました。
ちょっと長くなってしまいましたので、『トレーナーチェックリスト』の制作プロセスや気になる中身は、
今後どこかのタイミングでご紹介させていただけたらと思います。
それにしても、久しぶりに店舗長の異動があり、また心機一転のお店づくりになりますね。
何度経験しても、「あー、あのコンセプトのお店があの方だとどうなるんだろう?」と
いつもワクワクしながら見守らせていただいております。
何度も伺っていることですが、大事なことですので新美さんには今回このお題でお願いします。
「店舗長の異動でお店の雰囲気がガラッと変わっていくかと思いますが、
人事異動があったからこその今後のハピプロ活動で期待することはなんでしょうか?
役職者の方へのエールやアドバイス、お願いしたいこと等をメッセージとしてここで教えてください。」
楽しみにしております!