すっかり暖かくなって来ましたね。
6月に入り、サラリーマンたちの身だしなみも“クールビズ”になってきましたね。
このクールビズも数年前は物議をかもしました。
ネクタイをしないなんて正装とはいえない!とか、ジャケット無しの半袖ワイシャツはビジネスシーンに相応しくないとか。
私も最初は若干の反対派だったんですが、もうここまで暑くなってくると汗をダラダラ流しながらミーティングするほうが内容に身が入らなくなりますもんね。
大事なのは形よりも、『印象』。クールビズでも爽やかで清潔を感じる身なりであれば、ビジネスシーンでも全く問題無いと思えるようになりました。
さて、この『印象』というものについて考えていくに当たり、今回新美さんから頂いたご質問は
「カワサキさんも仕事柄、色んな場所に立ち寄る事があるかと思います。
身だしなみ関連での他業種でのエピソードなどありましたら参考にしたいのでお聞かせ下さい。」
でしたよね。ありがとうございます。
私は身だしなみって『損をしないため』にやるものだと思っているんですよ。
身だしなみで「この人最高!」と評価されることってまぁ少ないもので、どちらかというと身だしなみが良くないから「なんか怖そう」「だらしなさそう」「あんな対応が悪いのも、あの身だしなみじゃ当然だよね」と、ネガティブなイメージで使われることのほうが多いと思うんですよ。
なのでそういったマイナス因子を作らないために、言ってしまえば当り障りのない身だしなみをしていることが、正当な評価を受けられるベースになる、という考えです。
そう考えると、私のクライアント様にいるガソリンスタンドさんはどちらかと言うと身だしなみで少し損をしてしまうスタッフがまだい多いように感じます。
金髪に近い明るい髪色であったり、制服の下に結構目立つネックレスをしていたり、女性のメイクもけばけばしい感じであったりと。パッと見た感じ「怖そう」と感じてしまう方が多いです。
しかし、これは本当に意外なのですが、そういうパッと見怖そうなスタッフに限って挨拶が元気いっぱいだったり、言葉遣いが丁寧だったり、とても親切だったり。
そう感じることってありませんか?
私の場合、研修の受講生として彼らを見る機会も多いのですが、そういうスタッフに限ってものすごくまじめに勉強しているんですよね。質問も積極的だったりして、とても前向きなんです。
ただこれは、おそらく身だしなみがマイナス評価から入っている分、ギャップで「すごい!」と感じている可能性の方が多いとも言える気がします。
そうだった場合、彼らが当たり障りのない身だしなみに変わったら、周りの評価はどうなるんでしょうか?いままでをよく知っている馴染みのお客様だったら「どうしたの〜真面目になっちゃって!」と言って冷やかしてくれそうですが、彼らを知らないお客様にとっては特に何ということはなく、当たり前の当たり障りになるんでしょうね。
冒頭でお話しした通り、身だしなみは『損をしないため』にも、奇をてらったものにしないのが理想ですが、果たして完全にそう言い切れるかというと・・・私にとってもこれはまだ答えが出ないテーマです。
新美さんはそういうものってありますか?一般的にはこれだと言われるものが正しいとわかっていても、でも一概には言い切れないもの。
サービスの現場って結構多いと思うんですが、あったらいろいろ議論できて面白いと思うので、ぜひ教えて下さい!